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KANON 終わらない悪夢
22奇跡の恋シーズン3(捏造編)
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味でもある。
「じゃあもう勝ったも同然じゃない、浮気なんか許しちゃダメよ、友達だからって容赦しない、恋は戦いなのよ」
『うん』
「おう、俺からも一言、言っておいてやる」
 もちろんその一言とは、体育館裏でグーパンから膝蹴り、うずくまった所を女数人でタコ殴りにした後、お嬢以外の女と別れるよう念書でも書かせ、婚姻届にも署名、恥ずかしい写真でも撮って、周りにバラ撒くと脅し、根性焼きの一つも入れてやるまでが一言である。
「それで、ついにゴールインしたんでしょ? 早くっ」
『ええ、お尻にも名前書いてもらったから、そこで相沢くんも我慢できなくなって、後ろから……』
「「「「「おお〜〜っ」」」」」
「いきなりバックからかよ」
 小声で話していても、隣の女子や香里の絶叫が聞こえるぐらい静かだったので、聞くともなしに聞こえてしまう近くの男子。お嬢が好きだった男子は血の涙を流し、祐一のオットセイ君がもげるよう祈り、ホモの先輩に頼んで祐一のアナルバージンを破いて貰えるよう計画を立てた。
『彼もすごく興奮してくれてね、すぐ終わっちゃたんだけど、それぐらいじゃ許してくれなくて、立て続けに二回』
「「「「「おお〜〜〜〜っ」」」」」
 先ほどとは違い、喜色満面で話すお嬢を見て素直に祝福し、拍手までする聴衆。悲恋が長かったので嫉妬もされず、日頃の行いも良かったので、女子全員から祝福された。
『もうお腹いっぱいで幸せでね、気も一杯送り込んでくれて、もうパンクしちゃうってぐらいしてもらったの』
「え? お嬢、避妊してもらわなかったの?」
 ここはボケるシーンだと思い、昨日の香里を真似てみる。
『え〜? ヒニンって何ですか〜? あたし保健体育ニガテだから〜、イミワカンナ〜イ?』
「おい、大丈夫なのか?」
「ええ〜、相沢酷〜い」
 受けると思ったはずが滑ってドン引きされてしまい慌てるが、母親からも「絶対に妊娠するように」言われているのは話せないので適当に言い訳してみる。
『あの、彼が準備してくれたんだけどね、私から「そんなの付けないで」って取り上げて捨てたの』
「責任取らせるつもりなんだな?」
『え? うん。香里だって昨日、「ヒニンってナンデスカ?」って言ってたし、私も負けられないって思って』
「一人で大丈夫か? よし、今から隣に乗り込んで婚姻届でも念書でも書かせてやる」
『待って、大丈夫だから、その時にはいつもの三人が駆け付けてくれてね、相沢くんに「責任取れ」「婚姻届にも名前書け」って言ってくれたの」
 張り切るヤンキー娘を止め、いつものメンバーが計画通り婚姻届や証拠ビデオを突き付けて、責任を取るよう迫ったのも報告しておく。
「やるじゃねえか、もう名前も判子も貰ったのか?」
『うん、もう血印があるから結婚以上の関係なんだけどね、相沢くんも「お
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