22奇跡の恋シーズン3(捏造編)
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の親友と渡り歩き、自分には目もくれなかった現実には耐えられない限界が来たらしい。
『相沢くん、座って手を上げさせてくれて許してくれたの。それからは頑張ったよ、恥ずかしかったけど私のデジカメで全身撮ってもらって、苦しかったけど口でもして、その間ずっとビデオに撮って、ただの「オカズ」にされても、忘れられないようにしたの』
嫌な予感が的中し、男やホストに騙されて貢げるだけ貢がされ、最後に愛情が重すぎて捨てられる女の標本を見た一同。リベンジポルノや画像の流出など、そんなリスクも考えずに、ただ男が喜ぶように尽くした、惨めで愚かな女の悲しい恋の行方を聞き、一人の女が立ち上がった。
「俺、ちょっと我慢できなくなった。どうせ隣も自習だろ? 相沢の所に殴り込んで、5、6発殴らねえと気が済まねえ」
「私も行くっ、誰と付き合うのか、はっきりあいつの口から言わせる」
危ない目付きをしたヤンキー系の女を数人が止めたが、同じように怒鳴りこんで、祐一に白黒付けさせようとする女もいた。
『やめてっ、相沢くんは悪くないの、私からお願いしたの、毎日でも「使って下さい」って、もし「通学に便利」って理由だけでも、泊まって一緒にいてくれたら、すごく嬉しいもん。それに誰に決めるかなんて聞いたら、私、一番に捨てられる、お願い、行かないでっ』
余りに惨めで愚かな恋に、同情の涙を流す一同。もう人の不幸で飯が美味い限度を超えて、同じ女としても哀れすぎて、黙って見ていられる限度も超えた。
「ちっ、お嬢には金無い時、自然食弁当食わせてもらってるからな、もし相沢に捨てられそうになったら絶対言うんだぞ、もう黙ってられねえ」
こんな時のために、クラスの鼻つまみ者にも施しをして仲間に入れてやり、餌付けして飼い慣らしておいたお嬢。他の女達も、女子会カラオケ代全部奢り、宗教上食べられない高級食材、高級デザート、高級菓子など、貰い物の配給が有り、霊験あらたかな占い、恋愛成就の祈祷など、様々な恩恵を受けていた。
「まずは体でできるだけ繋ぎ止めて、ヤバくなったらある程度貢げ、お前の財布は武器だ。あいつにいい思いさせて、逆玉の輿に乗りたいって思わせろ、だけどやり過ぎちゃダメだ、あいつを釣るエサだからな、その加減はまた教えてやる」
『うん、ありがとう』
世の中の役に立ちそうにもない女に相談を持ちかけたり、時には頼って自分の有用性を抱かせたり、何かと仲間を増やしてきたお嬢。ちなみに隣の教室で泣いている女は、普段敵ばかり作っているので、そんな人望は一切ない。
「男はやっぱり食べ物で釣るのよ、胃袋を掴んだら絶対捨てられない。お嬢って、肉は食べられなくても、料理は出来るんでしょ?」
『ええ、まあ』
「それにあの話もしてやった? ピンク何とか言う肉とか、食べたら死にそうな食材の話」
『うん、それも妹ちゃ
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