20栞対リボン
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
込めながら腐った肉が入ったパンを齧ったり、カレーに似た物体が混ざったパンを腹に詰め込み、「この男だけは必ず不幸にしてやろう」と心の中で誓い合う、北川ほか多数の嫉妬マスクが、涙の味がする男飯を食った。
「わたしなんか、ゆういちの幼なじみで親戚で、子供の頃からずっと仲がよかったんだから」
「「「あ?」」」
周囲からの、「お前は黙ってろや、クソブスデブの筋肉ダルマが、お前如き「寝る」以外に脳がね〜んだからよ、肉便器は黙ってな」と言う無言の圧力で、早々に退場させられる気の毒な名雪ちゃん。
「私、まだ相沢君と寝てないけど、キスはしたもんっ、凄いことしてもらってトイレに駈け込んだり、今日なんか二回も命助けてもらったんだからっ」
「「あ?」」
再び「お前如きスカトロ女、便所でブリブリ音出して泣く以外脳がね〜んだからよ、黙って便所で泣いてろや? まだ肝心なことヤってね〜んだろ? 直にヤって中出ししてもらって、口で精子味わってから、その臭い口開けや、クソ女がっ、それともケツアナの処女でも差し出したのか? ああっ?」と言われているようで、泣きながら走って逃げたトイレの少女。
「「「「「おお〜〜〜〜っ」」」」」
素晴らしい先制攻撃で、あっという間に二匹の女が撃墜され、飯が美味すぎて拍手する女子一同。男子は走って逃げようとした、まだ処女と思われる女の子を引き止め、「あんな酷い男は忘れろ、俺が大事にしてやるっ」などと声を掛けたが、肘鉄どころかグーで殴られ、「相沢くんは私の王子様よっ」となじられ、女心の複雑さを体感させられた。
「貴方は所詮、私が祐一さんを貸したお姉ちゃんから、また貸しされただけの女、病気が治ったのなら今すぐ消えて下さい」
残った二人の直接対決になり、ギャラリーも腰を据えて茶でも飲み、女同士の口論を楽しんだ。
『え〜? 妹ちゃんって、相沢君と一月に知り合って、もう四月も半ばなのに、まだ五回しか寝てないんでしょ? 明るい所はイヤで体は絶対見せないとか、家族がいるからダメとか、ゴムが無いとできないとか、薬になるのに口ではできないし飲めないとか、そんなの彼女じゃないじゃん、病気以外にも体に欠陥があるんでしょ? 見せなさいよ』
その間も祐一の口に、高級しいたけや松茸の煮物とか、春の七草とかを口に運び、祐一には発言させない真琴(本物)。
食事とアレやエロ写真、初体験ビデオなどのエロ濃度では圧勝しているが、恋愛実績では祐一の初恋以外、何一つとして存在しないので、そこに言及されないようエロエロ攻撃で攻め抜いた。
「くっ」
乳の成長度合いで、貧乳と言える目の前の敵にすら完敗している栞。見せるどころかパットで二重に増量して誤魔化しているのもバレれば、爆笑されるのは必至。ウエストも括れていない幼児体型なのに骨盤やケツはデカく、足も細くない上に膝下
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ