暁 〜小説投稿サイト〜
KANON 終わらない悪夢
19栞VS舞
[8/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
祐一クンロボ。
 左手の痛い状態は、栞ロボの右腕と脇、貧弱胸部装甲だけで固定され、空いている左腕はジャイアントバズーカの開閉部チャックを開き、敏感な発射口に塩コショウ、マスタード入り栞クローをお見舞いしようとしていた。
「コワイヨ、コワイヨ、ソレダケハユルシテ」
「相沢くんっ? あんた私の王子様に何してんのっ!」
(ベータスリー接近、アルファワンと近接戦闘開始、左腕破損部が開放されました、即時撤退を推奨します)
 心配して見に来てくれたと言うか、祐一と二人っきりになる状況を狙って来たトイレの少女は、栞を救ったはずの祐一に対して本人が攻撃を加えるという、有り得ない状態に立腹し、栞ロボとマジ喧嘩に突入した。
「ふざけんじゃ無いわよっ、あんた誰に助けてもらったと思ってんのっ? 相沢くんでしょ? いい加減にしなさいっ!」
「は? 私の「リミッター」勝手に外しておいて、ナニ言ってるんですか? 自分の「持ち物」に何しても勝手でしょ? そっちこそふざけないでっ」
(アノ、栞さんに憑いてた魔物って、やっぱりリミッターだったんですか?)
 所有物発言には怖くて言及できなかったが、ポケットに手を入れた栞が、どこかから「メリケンサック」を両手に召喚して装備し、塩コショウの目潰しを放ちながら、ジャブやフックを放っている恐ろしい光景を目にして、さらに恋心が低下した祐一クンロボだった。
(ベータスリー、絶対障壁を展開しています、栞エクステンドパンチは無効化されています、今こそJ・Bの発射を!)
 トイレの少女は、先ほど詠唱した「大盾」の効果が残っているらしく、栞ロボが放つクソ卑怯なパンチに、ピーカブースタイルにウィービングやダッキングで耐え、クラウチングスタイルに構えた時、栞ロボが上から放つクソ卑怯なキドニーブローに苦戦させられる。
「アノ、ケンカシナイデ、コワイヨ、コワイヨ」

 選択肢
1,教室まで戦術的撤退、舞ロボを召喚して、卑怯な栞ロボを撲殺してもらう。
2,隣の教室まで戦術的撤退、リボンロボを召喚して、卑怯な栞ロボを呪殺してもらう。
3,栞ロボを背後から拘束、貧弱な胸部無弾性装甲を襲撃してR・SからJ・B発射。
4,ベータスリーと愛の逃避行。
 選択肢「4」

(ベータフォー接近、援護射撃が開始されます)
「相沢、そこを退けっ、使い魔が外れたのに、そこまで堕ちた人間が助かった例をアタシらは知らない、その女はもう駄目だ、コロすしか無い」
「ああ、そうだな、栞はもう助からない、コロそう」
 先ほどの会話や、栞を庇い続けたのは何だったのか? 栞ロボの本性を知った祐一クンロボは、クッソ卑怯な攻撃に耐えかね、救出を諦めた。
 そこでベータスリー?は撤退を開始して、祐一クンロボの手を取ってこう言った。
「さあ、魔女(栞)はあの子に任せて
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ