19栞VS舞
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我は疾風(以下略)』
廊下で約二名が加速し、バケモンのターゲットである祐一を連れて、比較的迷惑の掛からない屋上方面に退避して行った。
その後、屋上では空を飛ぶ栞の奇声や多数の爆発音が聞こえたが、四時間目の始業チャイムで正気に戻った化物が教室に撤収したことにより停戦になった。だが昼休みには再び襲来するペギラとの決戦に備え、舞とザコ1の回復を待つことにした。
(あゆちゃん、栞ちゃんが助かってよかったね)
「あの、全然っ、助かったようには見えないんだけど?」
栞の変り果てた姿を見て、ドン引きしているあゆ。奇跡を使って救った女の子が、ギャグキャラへと落ちぶれ、姉に使うのと同じクソ卑怯な攻撃を恋敵にも使いまくり、暗闇の追加、暗黒二重反転異次元転送用殺戮歯車、氷のブレス、ブリザードを呼んで東京でもマイナス30℃に下げられる、ペギラへと変貌してしまったのを見て、とても「助かった」とは言えない状況なのを悔やむ。
(いいじゃないか、元気な証拠だよ、これでもういじめられる事もないしね)
「うぐぅ」
(それにしても真琴ちゃんか、懐かしいな。きっと不幸にしてあげるね)
また天使の人形の中から、本体に逆らうように内部から衝撃が走って、外に出ようとする何かの力。天使の人形を組み上げている複雑な力にも、真琴を守ろうと思う力と、破滅させようと思う力があった。
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