第二章
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「八時になれば」
「はい、絶対にです」
「海から巨大ロボットが来ます」
「博士が造ったそれが」
「必ず」
「そうなる、だから」
それ故にと言う総理でした。
「総員巨大ロボットが出たならば」
「攻撃ですね」
「一斉攻撃ですね」
「責任は私が取るよ」
このことも言う総理でした。
「だから皆安心して」
「巨大ロボットをですね」
「絶対に」
「倒してくれ、上陸する前に」
まさにその前にというのです。
「絶対に」
「わかっています」
「巨大ロボットを必ず倒します」
「例えどの様なロボットが出て来ても」
「我々の手で」
「総理」
ここで東京からです、携帯電話で留守を守っている官房長官が言ってきました。
「いざという時はです」
「各地からだね」
「応援を送りますので」
「その手筈は」
「全て整えました」
こう総理に言うのでした。
「ですからご安心下さい」
「うん、いざという時も」
「例え一度敗れてもです」
そうなってもというのです。
「我々は巨大ロボットと戦えます」
「それじゃあ」
「はい、必ず」
「広島の人達と街を守ろう」
「何があろうとも」
二人共覚悟を決めていました、何があろうとも広島の人達と街を守ろうとです。このことを誓ってそのうえで、でした。
八時を待ちます、その間誰もが時間がとてもゆっくり過ぎていくと感じていました。あまりにも緊張しているので。
ですが時間は必ず動くものです、それで遂にでした。
八時になりました、すると再びでした。
テレビにナゾー博士が出てきました、博士はその赤と青、黄色と緑のそれぞれの色の目を禍々しく輝かせながら言いました。
「諸君、待たせた」
「また出て来たか」
「八時になって」
「やっぱりな」
「出て来たか」
皆博士を見て言います。
「やっぱりな」
「怪人だからな」
「言った通りの時間に出て来たな」
「この辺り怪人ということか」
「自分が言ったことは守る」
「何があろうとも」
このことを再認識するのでした。
そして博士はです、テレビからさらに言うのでした。
「では諸君、いいだろうか」
「これからだな」
「巨大ロボットを出すんだな」
「そうしてくるか」
「私が造り上げたロボットの力を見るのだ」
実際に博士はこう言いました、するとです。
瀬戸内海からでした、銀色のとてつもなく大きな百メートルはあるロボットが出てきました。そのロボットはといいますと。
「蛸か!」
「蛸のロボットだ!」
「ナゾー博士は蛸のロボットを造ったのか!」
「それを送り込んできたのか!」
「さあ諸君防いでみるのだ」
博士は蛸のロボットが出てから再び言ってきました。
「私のロボットをな」
「総攻撃だ
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