18真琴(本物)
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為が終わろうと、もう相沢に術を掛ける気すら無くなって地声で話し、自分達が声を掛けてもスルーされたので、恋愛脳には手の施しようが無さそうだった。
「今後の方針について話しておきたいのですが? 香里、栞を別れさせた訳でも有りませんし、他からも寄ってくる女共がおります、どのようにしましょう?」
「ええ? 別れさせるなんて言い方しないでいいでしょ? あの子たちも事件が解決するまで、暫くはそっとしてあげましょうよ」
以前のお嬢なら、魔物の気配がする親友だった香里と栞でさえ始末して、もう敵ではない名雪にさえ容赦無い追い打ちをかけたはずなのが、ここまで堕落してしまい、驚きが隠せない一同。
「どうしちゃったの? お嬢、あんなにしっかりしてた貴方が?」
「だって、こんなに幸せになれるなんて、知らなかったもん」
目の前のジゴロ野郎の毒蛇に股間を噛まれ、脳がヌルヌルのヌメヌメになっているのが確認された。
(ダメだ、こりゃ)
「ね? せっかく浮気禁止にしなかったんだから、みんなもしてもらいなさいよ、まだ時間あるでしょ?」
「は?」
言葉の中の漢字の割合も極端に減り、IQもかなり下がっていると思われるお嬢。任務通り、全員に相沢に種付けさせて責任も取らせ、今の幸せを自分達にも分けてくれるようだが、以前のように命令口調で話してくれる方が安心できたのは間違いない。
選択肢
1,お前ら全員体が離れられなよう調教しちゃる、順番に直に種付けしてやるからケツ出して並べっ!
2,予定通り三時間目には登校する。
3,急いで種だけでも搾り取って腹に詰める。
4,秋子ちゃんと愛の逃避行。
選択「2」
「大好きな女の子の前で、そんな事できないよ」
「ヤダー、また太好きって言われた〜」
頬を押さえて顔を赤らめ、足をバタバタさせて喜ぶお嬢。全員、「リア充爆発しろっ」と思ったが、数時間後には自分達も同じ末路を辿らされるとは、思いもよらなかった一同。
「いえ、お嬢の予知通り、昼には何かが起こります、学校にいるべきです」
自分達の股間もヌルヌルしている問題はあったが、栞を不利にさせる出来事が昼に起こると予知されていので、時間前には学校に居るよう提案しておく。
「そうですか、じゃあ帰ってから続きをしましょうか? 誰か、準備する間、お弁当詰めてくれる?」
「はい」
二人ほど台所に向かい、鍋から野菜の煮物とか煮物とか煮物を詰め始めた。この家は宗教色がキッツイ所で、米・麦・粟・黍・稗の五穀断ちが行われ、タンパク質摂取に豆などは許されているが、お米も、肉、魚の生臭物が一切ない極端な弁当が出来上がって行った。
そこで祐一は「弁当」と聞いてしまい、栞ロボの持って来る弁当と、リボンロボ側が出す弁当で「二大ロボ、春の大決戦」が昼休みに行われるのが予想され、
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