18真琴(本物)
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「様も禁止、もう苗字で呼び合う仲じゃないだろ? 君も相沢なんだから。ほら言ってご覧? ゆ、う、い、ち」
『ひっ、ゆ、ゆういち様』
「違うだろ? 様は禁止」
もう耳を舐めるようにして、声で耳や頭の中をくすぐり始めると、お嬢はヌルヌルになって、祐一の腕の中でビクンビクンし始めた。
『祐一、さん……』
「はい、よくできました」
ご褒美のキスをされ、友人達の目の前で達してしまうお嬢、人生初の昇天であった。
『はー、はー、はー』
「やっぱりジゴロだ、相沢っ、その汚い手をお嬢から離せっ」
既に抱きすくめた両手で乳房を揉み、乳首も転がしているジゴロでホスト野郎。
「お嬢は嫌がってないよ。ねえ? 恋人同士が「お嬢」なんて渾名で呼ぶなんて、おかしいだろ? オ、シ、エ、テ?」
『あっ、下の、名前は、本名と同じです』
耳元で囁かれ、再びビクビクと震えて目が上に上がり、半分白目を向きながら、ビデオカメラに向って「アヘ顔」を晒すお嬢。
「それ以上お嬢を汚さないでっ」
「汚れるも何も、そろそろ子供も受精しちゃうよね? お母さんの名前を教えて?」
わざわざ聞かないと下の名前すら知らない祐一。そんな相手とパコパコ子作りして、友人達の前で3ラウンド目に突入しようとしている鬼畜野郎。
『ま、真琴…… といいます』
「え?」
そこでクソ鈍い祐一も気付いた。リボンを巻いている普段のチャラい表情や語り口調では気付かなかったが、この真面目な態度と表情、真琴と言う名前から想像できるお相手は?
「沢渡、真琴ちゃん?」
『どうしてその名を? 確かに両親が離縁するまではその名を名乗っていましたが?』
「小学校のクラスメイトに、相沢祐一って奴はいなかった?」
『ああっ!』
出会ってしまった運命の初恋の人、この状況は「風俗のお店に行ったら、偶然初恋の相手とバッタリご対面、まあごめんなさい、でも同窓会みたい、クラスのみんなには内緒よ(は〜と)」でヤってしまったぐらいの出来事だったが、使用済み薬漬けのボロ雑巾ではなく、ファーストキスも初体験も自分が相手と申告が有り、乙女の印もしっかり撮影済みである。
「こんな偶然があるなんて……」
もうこれは、現恋人の栞とか、ちょっと恋心を抱いた程度で体の関係だけの香里、名雪、真琴(偽)などはゴミ箱にポイ捨て、心の恋人秋子ちゃんを除いて、最上位に位置する恋愛相手と再会してしまった祐一クンであった。
『そうでしたか、誕生日を偽ってまで一つ上の学年で入学していましたが、今にして思えば、相沢様に合わせるために同じ学校に入学して、そうなるよう仕組まれていたのですね』
もっと早く言ってくれれば、小学生の頃からエロエロな関係になって、捲りたくて仕方がなかったスカートやその中身までじっくり観察させて貰い、下着まで降ろしてベ
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