17リボンロボ襲来
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気がした祐一。ちょっと怖くなって、ギンギンだったオットセイ君も少しだけ萎えてしまい、少女の前に正座した。
『いえ、わたくし実は、相沢様より一つ年下ですので、続けさせて下さい。リボンを結っている間は今風の人柄に成れるよう自分に暗示を掛けております。今まで失礼な態度を取りましたことをここにお詫びいたします』
何が起こっているのか分からない祐一だが、この子が実は非常に礼儀正しい子なのは理解できた。
『それにお情けを頂く間だけは、わたくしは相沢様の妻、ほんの少しの間、本来のわたくしでいさせて下さいまし、不束者ですが今後共よろしくお願い致します。これから可愛がって頂けるよう精一杯努力致しますので、不行き届きがありましたらお命じ下さい』
下げた頭をさらに下げる少女、祐一は居たたまれなくなって少女の手を取り、頭を上げさせようとした。
「やめてくれよ、これからその… 恋人同士になるんだから他人行儀なのは止めてくれないか?」
『左様ですか? どうしてもと仰るのでしたらリボンを巻きます。でも、精を受ける時は本来の自分で居たいのです、どうかご容赦を』
この話し方を止めさせるのは諦め、せめて楽に話してもらえるように頼んで見る。
「じゃあそのままで、でもできるだけ固くならないように頼むよ」
『承知いた、いえ、分かりました。相沢様は秋子様から、お力のことをどの程度お伺いでしょうか?』
「え? ああ、うちの話しなら、何だか力がある家系で、そのせいで栞と香里が治るんだとか何とか」
『そうでしたか、それではこちらから多くは話せませんね、余りお待たせするのも何ですから、早速失礼します』
祐一クンのオットセイが我慢できそうに無いのを見て、抱き付かれて唇を奪われ、舌も入れられ盛大に吸われる。祐一からも息を吹き込み、一分近く吸われて口を離すと、大量の涎が垂れていたが、それまで全部舐め取られた。少女は発情でもしたのか下腹部を押さえながら体を震わせた。
『ああっ、秘薬が効いておりますので痛みは無いと思います、どうかご存分に』
祐一は床に置いたズボンのポケットからゴム製品を出し、封を切って装着しようとした。
『おやめ下さいっ、そのような無粋な物、お使いにならないで下さいっ』
少女に奪い取られるように引ったくられ、壁際の一番遠い所に投げ捨てられたゴム製品。
「でも、避妊しないと妊娠しちゃうじゃないか?」
『わたくし共は相沢様の子を産むために参っているのです。どうかお情けを下さいませ、子供が産まれればわたくしの実家で大切にお育てします。相沢様にご負担を掛けることはありません、どうか』
また土下座でお願いされてしまい、小さな手を取って顔を上げさせる。そこまでされて断る訳には行かなくなり、ゴムの装着はあきらめた。
「その、子供が出来てもいいんだね?」
『はい
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