暁 〜小説投稿サイト〜
KANON 終わらない悪夢
17リボンロボ襲来
[11/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。
「貴方が一人の女として、乙女を捧げてまで祐一さんと愛し合いたいなら邪魔はしません。でも、子種を持ちだして、何の関係もない複数の女性と掛けあわせたり、子供を切り刻んだりするのは許しません。それは捨てて下さい」
「はい、分かりました」
 その後は当り障りのない挨拶をして、電話を切った少女は、祐一に向き直って頭を下げた。
『秋子様からお胤の持ち出しは禁じられました、ご心配をお掛けして申し訳ありません』
「じゃあ、捨ててくれるね、もういいだろ?」
『いえ、そんな勿体無いことできません』
 そう言うと少女はキャップを開け、サンプルを一気に飲み干した。さらに背中を向けて舐め始め、底まで届かなかったので、ペットボトルから水を注ぎ、指でかき混ぜてからもう一度飲んだ。
『お見苦しい所をお見せしました、賤しい女と思われたでしょう。でも、相沢様のお胤はそれほど価値が有るのです』
「そ、そうなんだ、でも、秋子さんにバレちゃったみたいだから、学校行こうか?」
 電話中にパンツも履き、帰り支度をしていた祐一。一度口で抜いてもらい、裸を見せてもらって写真にまで収めたので、満足して帰ろうとしたが、そこで少女にしがみつかれパンツも降ろされた。
『お待ち下さい、秋子様も私達が愛しあうのは許可して下さいました。お胤を頂戴して子供を産むのも禁じられませんでした。どうか、どうかお情けを下さいっ』

 選択肢
1,心の恋人秋子ちゃんにバレたから学校に行く
2,秋子さんの許可が出たのでサルのようにヤリまくる
3,栞ロボが復活し、名雪ロボと共に浮気現場に突入
4,秋子ちゃんと愛の逃避行
 選択「2」

 祐一も迷ったが「秋子様も許可」したのを聞いたので、少女の望みに答え、約束のプレイ時間の残りをこなすことにした。
「本当に俺でいいのか? 初めてなのに」
『はい、わたくし共は相沢様に嫁ぐ日を夢見ていましたが、それは成らず、栞さんが射止められました。それで終わりのはずだったのですが、香里がその地位を奪い、乱暴してまで寝取りましたので、紳士協定は破られ、振り出しに戻ったのです』
 転校早々、香里の友人には良くしてもらい、遊びにも誘われたが、今風と言うか、チャラい感じの娘達は敬遠して疎遠になったが、こんな誠実そうな少女なら、自分から頼んででも付き合いたいと思えた。
「こんなしっかりした人柄だなんて知らなかった、最初から素で接してくれてたら、君と付き合ってただろうな」
 少女は驚きの表情をして、やがて自嘲的な笑みを浮かべた。
『わたくしが愚かでした、名雪や香里に近寄るのに、こうしなければならなかったのですが、相沢様にも同様にしなければならないとばかり……』
 がっくりと肩を落とす少女を見ていられず、元気付けてやる祐一。
「やっと本当の君と会えたんだ、これ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ