17リボンロボ襲来
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フィニッシュブローを繰り出すため、技名?を叫んだ。
「こんなキスさ、受け取ってくれよ」
「ええっ? あっ、こんなとこ……」
祐一の攻撃など、掌底一本で返せると踏んでいた栞は、自分より下位のスライム程度の相手に、クリティカルヒットを喰らった。
一回目の人工呼吸は鼻から抜けたものの、二度目は鼻を塞ぐほどの激しい人工呼吸をして、三度目は鼻を摘まれ、息と気をたっぷり流し仕込まれた。
「うううっ」
一瞬で人工呼吸を三度繰り返す、「ローリングサンダー?」が炸裂し、栞はダメージを負った腹を押さえながら、荒木調で近くの壁に当たり、電柱にもたれ掛かった。
「ゆ、祐一さんは悪い人です、女の子を朝早くからこんなにして」
太ダメージ?を負った栞は、通学中に出してはイケナイようなバルトリン氏腺液を出し、クロス?で受け止められる限界を超えないよう太腿をしっかりと寄せて耐えた。
しかし、そのような行為を通学路で行った場合は?
「きゃあ、路チューよっ、路チュー」
「おいっ、三回も息を吹き込んだぞっ」
「ヤダー、妊娠しちゃう」
ド底辺高校ではない高校では、路チューは犯罪行為である。それもこんな早朝の真面目な学生が中心である時間帯では、堂々とレイプが行われたのと同等であった。
「またあの人よっ、妹とお姉さんと従兄弟の子まで食べちゃった人」
「だから言い訳に詰まると、ああやって「口を塞ぐ」のね、最低〜〜」
全てが言われる通りの事実なので、言い返すことすらできない祐一。「奇跡の恋」を信じない者達からは、ただの「鬼畜姉妹丼男」以外の何物でも無かった。
(あれは医療行為、俺は無実だ)
そう言いながら、昨日も四人ほど唇を奪い、ファーストキスだと震える女の子にまで人工呼吸をして、腹を押さえて「キスだけで孕んじゃう」「もうお嫁に行けない」とまで言わせたエグいホストでジゴロ野郎の祐一であった。
「おっはよ〜〜、相沢くん、今日も女の子泣かしてるっ?」
モメている最中に、昨日のキス魔の張本人、リボンの少女が現れた。
(あの、尿サンプルとか昨日の謎の会話、何だったの?)
と聞きたかったが、声を聞いた訳でも無いし、録音したわけでもない、聞けずにいるとリボンの子の顔色が変わった。
「んん〜〜、何のことかな〜〜?」
ジャギのようなセリフでとぼけるが、素で答えてしまった所からも、佐祐理と同じく祐一が考えていることが、日常会話のように聞こえているに違いない。
「あっ、そうだ、「昨日はファーストキスありがと〜」でも、「私だけ人工呼吸してもらってないや」それで「妹ちゃんにも早速してあげた」んでしょ? 「私にも孕んじゃうぐらいスッゴイのしてよ〜」、オ、ネ、ガ、イ」
括弧内を強調して、周囲の人間と栞によ〜く聞かせている少女。
「また被害者よ、それも複数
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