16入院2日目
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雪にも手出しちゃったんだ〜、そうだね「恋は距離」って言うもんね〜、それで隣の部屋に住んでる名雪が正妻で、妹ちゃんが彼女、香里が愛人なんだ〜〜」
「エッ? ナンノコトカナ、オレ、シラナイヨ」
バッチリ当てられてしまったので、目は泳ぎまくり、声もカタカナ文字になり、イントネーションもおかし過ぎる祐一。
「そっか、名雪がいつも寝てるのって、夜は寝かせてもらえないからなんだ〜」
「チガウヨ、チガウヨ」
やっている最中でも寝るので、名雪の睡眠に関しては祐一に罪はない。
「来るのが遅いって言ってたけど、家で名雪に捕まって「わたしを置いていかないでっ、ゆういち〜〜」って言われて、縋り付かれたのを蹴って出て来たんだろ? 鬼畜〜〜」
名雪のキャラまで把握されているらしく、まるで見ていたかのような名探偵の推理で、うぐぅの音も出ない祐一、蹴ってはいないが、ほぼ正解である。
そこで香里の左手の握力がゴリラ並になり、捕まっている腕がミシミシ鳴り始め、胸に置かれていた右手の爪が刺さり、そのまま下方向に「ギーーーッ」と音が聞こえるほど引っ掻かれた。
「イタイ、イタイ、ユルシテ」
「ねえ、祐一? 名雪と栞、二股かけてたのよね、もしかして秋子さんとも関係あるの?」
「シテナイ、シテナイ」
「お〜〜、秋子さんとも。五角関係かスゲーな? まあアタシも男だったら、秋子さんと同居したら堪らなくなって絶対イッてるよな」
「シテナイ、シテナイヨ」
さすがの「鬼畜姉妹丼男」でも、血の繋がった叔母とするほどの鬼畜ではない、祐一はこの危機から脱出する手段を考えていた。
「アノ、チョットトイレニ、イキタインダケド」
「そこに尿瓶あるわよ、女用だけど」
香里の言葉を聞いて、何故かドアを閉め、鍵を掛けている少女がいた。
「アレ、ナニシテンノ?」
「相沢、腰の物をだして貰おうか?」
床下から尿瓶を出す少女もいて、香里は祐一のチャックを下ろしている。
「ミンナ、キュウニドウシチャッタノ?」
祐一クンはお小水とか精子をカツアゲされ、集団レイプされそうになっていた。
選択肢
1,全員に順番でここでヤられる
2,どうしてもトイレに行く
3,大声で栞に助けを呼ぶ
4,秋子ちゃんと愛の逃避行
選択「2」
「アノ、ドウシテモトイレにイキタインダ」
まるでゾンビのように寄ってきた少女を押しのけ、何とか内鍵を開け通路に出てみたが、まだ19時の病院は深夜のように静まり返っていた。辺りを見回しても誰もおらず、通路か近くのベンチに座っているはずの栞もいない。
「どうなってるんだ?」
「さ、トイレに行くんでしょ?」
香里に左手を掴まれたまま、合計五人の女に囲まれて「女子トイレ」に連行されていく、やがて一行は車椅子も入れる広めのトイレに入って内鍵を
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