第一章
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?」
これがスタッフの返答だった。
「本当にいきなり出て来たな」
「あんたをあっという間に抜き去ってな」
「それで一気に優勝か」
「まるで流星だな」
「いや、流星じゃないな」
俺はスタッフの一人の言葉にすぐにこう返した。
「あいつはな」
「流星じゃないのか」
「違うっていうんだな」
「ああ、流星っていうよりかな」
では何かと。俺は言った。
「あれは風だな」
「風!?」
「風かよ」
「ああ、あいつは風だ」
まさにそれだとだ。俺はスタッフ全員に言った。
今俺達は一緒に夕食を食っている。本来は優勝を祝うパーティーになる予定が二位の祝いになった。祝いは祝いでもトップを祝うやつじゃなかった。
それでいささか以上に面白くないものを感じながらだ。俺はステーキ、脂肪の殆どないそれを食いながら言った。
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