明けちゃったけど正月の騒ぎ・その8
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「darling、まだデスか!?」
「まぁまぁ、少し位待てっての」
む〜……と眉間に皺を寄せて口を尖らせて拗ねるそんな姿さえいじらしく見えるのだから、俺は余程こいつに惚れているんだなぁと再認識させられる提督。そんな金剛と加賀の料理に使っている冬野菜は同じ物……『ブロッコリー』である。
ブロッコリーの旬は、意外に感じるかもしれないが11〜3月の冬なのだ。ブロッコリーはアブラナ科の植物で、『房』と呼ばれている先端の部分は、蕾の集合体であり、花を食べる花野菜の1種である。春になって開花すると当然食べられない為、旬は冬場という事になるのだ。そんなブロッコリーで俺が今何を作っているかと言えば、『ブロッコリーポテサラ』と『ブロッコリーとベーコンのペンネ』である。
《ディップにも!ブロッコリーポテサラ》
・ブロッコリー:1/3個(茎も含む)
・じゃがいも:2個
・粉チーズ:小さじ2
・ニンニク:1片
・マヨネーズ:大さじ2
・塩:少々
・黒胡椒:少々
・トーストやクラッカー:お好みで
こっちは金剛の分だ。ブロッコリーだが、小房に分けて、茎は厚めに皮を剥く。じゃがいも、ニンニク、ブロッコリーそれぞれを柔らかくなるまで電子レンジで加熱。じゃがいもは皮を剥かずに加熱するように。茹でてもいいんだが、水っぽくならないようにとの処置だと思ってくれ。
野菜が柔らかくなったら、じゃがいもは皮を剥き、熱い内にボウルに入れて潰す。ニンニクも包丁の腹などで潰してボウルに加え、ブロッコリーは粗みじんに刻んでボウルに入れたらよく混ぜ合わせる。
仕上げに粉チーズとマヨネーズで味付けをし、塩と胡椒で味を整えれば完成。普通に食べても美味いが、ディップとしてトーストやクラッカーに載せて食べてもまた美味いんだな、これが。
「さて、待たせたな加賀」
「待たされた分、期待していいのかしら?」
「勿論」
《ブロッコリーとベーコンのペンネ》分量2人前
・ブロッコリー:1個
・鷹の爪:1本
・ニンニク:1/2片
・ベーコン:2枚
・オリーブオイル:大さじ1
・ペンネ:150g
・塩、胡椒:少々
・パスタの茹で汁:大さじ2
・粉チーズ、粗挽き黒胡椒:お好みで
加賀の方はブロッコリーの房だけ使用。小房に分けておく。ニンニクはみじん切り、鷹の爪は種を除いて小口切り。ベーコンは1cm幅にカット。
たっぷりのお湯に1%濃度になるように塩を入れ(分量外)、ペンネを袋の時間通りに茹でる。茹で上がりの8分前になったら、ブロッコリーを入れて一緒に茹でる。湯切りをする前に茹で汁を大さじ2とっておくのを忘れないように。
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