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KANON 終わらない悪夢
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めた。
「今日の俺はまともだ、お前の方が気の迷いなんじゃないか?」
「違うわよっ」
 自分の叫び声も軽く受け流し、落ち着いた目で見つめられ赤くなる香里。

「ほら、もう1本も溶けそうだ」
 2本目のソフトクリームを渡し、キャップを外してやる。
「「あっ」」
 もう溶けていた部分が祐一の手に落ち、ベトベトになった。
「あ〜あ、そのまま持っててよ」
 そう言って溶けたソフトクリームの横を舐め取り、それが終わると指をしゃぶり始める。
 ピチャッ、ジュルッ、ブチュッ、チュッ
(狙ってる、こいつ絶対狙ってる)
 明らかに、「そう言う表情」をして、いやらしく舌を出し、「祐一の目を見ながら」別の目的のために手、指、ソフトクリームを舐める香里。
 ズチュウッ、ブチュ、ブチューーーーッ
(何でソフトクリーム食べるのに、小刻みに首振ったり、全部咥えたまま吸うんだっ)
 手を持ち上げられて、さっき上から見せられた行為を、真正面から見せ付けられる。
 ……チュポンッ
 そこにはさっきと同じ、口の周りを白い物でベトベトにして、いやらしい表情で、ねっとりと唇を舐める香里がいた。
「あ〜〜、おいしかった、フーーッ」
 そう言いながら、今度はバニラの香りがする息を吹き掛けて来る。
(はおうっ!)
 祐一の中の審判団は、全員、技術点、芸術点とも6.0を提示していた。
(ブラボー! グーードッ! ハラショー!)
 ハフッ、ハフッ、ハフッ、ハフッ
 さらに透明のキャップを持ち上げて中を舐め、今度は目を閉じたまま、舌の動きと口の中、ちょっと苦しそうなエロエロな表情を真正面から見せられる。
 カンカンカンカンカーーン!
 祐一の中で3カウントされ、栞のフォール負けと、祐一の無条件降伏が受諾された。
(参りました)
「さっ、続きは部屋で」
「ああ」
 早くも別の場所をビンビンに回復させながら、病室に戻る二人。
「やっぱり車椅子だったら上に座れなかったわね」
 注射針?をズボンの上からポンポンと叩き、自分の指定席の固さを確かめる。
「オイッ」
「繋がったままなら大丈夫だった?」
 リミッターとブレーキが壊れた元優等生は、フルスピードでエロ娘への道を突っ走っていた。

 エレベーター内…
「ねえ、コーンは食べられないの、食べて」
「お、おう」
 エロエロな妄想をして、間接キスする祐一だったが。
「(ボソッ)間接フェ*」
「ブフォオオオッ!」
 香里のセリフで吹き出してしまう。
「うふふっ」
「おっ、お前なあっ」
 舞に会ったり、秋子ちゃんと電話したり、ソフトクリームエロエロ食いで忘れていたが、香里のお口は自分の息子さんとお友達だった。

 色々と済ませて、やっと病室に戻った二人。
「ふう、やっと一心地ついた
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