暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1586話
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地に潜入するのかとか、鹵獲したMSはどこに置くのかとか、そんな風に追及されるのは確実だ。
 魔法について説明してもいいのならまだしも、現在の状況ではそれを説明する事は出来ないし、しようとも思わない。
 ホワイトスターとの連絡が取れれば、その辺は大して気にしなくてもいいんだが……今の状況でそんな真似をすれば、下手に向こうを刺激するだけだろう。
 ノベンタ……いや、強硬派のセプテムも俺達に下手に手を出せば火傷では済まないということは身に染みて理解している筈だろうが……だが、魔法というのはそれを理解していても魅力的な能力なのは間違いない。
 MSでの戦闘が一般的なこのW世界で魔法が使えたら、それこそ影のゲートを使っての暗殺やら何やらし放題だろう。
 凛のガンドを使えば相手を病気にするのも容易だし、綾子を暗殺者として使った場合、この世界の人間で勝てる人物はいない。
 それだけの魅力がある中で、果たして俺達に手を出してこないとは……残念ながら思わない。
 正直なところ、下手な真似をすれば向こうがやろうと思っている手段で自分が狙われると思うんだが、魔法という言葉はそんな思いを容易に無力化してしまう。
 うん、やっぱり連合軍の上層部には何も言わないでOZの基地からMSやらMS輸送機やらを奪うのが最優先だな。
 他にも、ロームフェラ財団上層部から金目の物を奪うというのも続ける必要があるだろうし。

「よし、じゃあルクセンブルク基地に行くか」

 その言葉に従い、MS輸送機はルクセンブルク基地に向かって飛び立つのだった。
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