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じゃあ、もう一回注射して」
もしかすると、栞が復活して邪魔しに来るかも知れないので、それまでに2本目?を打つよう要求する香里。
「まだ痛いだろ、1日に何回もしても?」
しかし、顔を起こした香里の視線は、祐一君救護隊のテントの中にある注射針? を見ていた。
「もう、準備できてるじゃない」
「うっ!」
「それに痛くない注射なんて無いわよ、さあっ、早く」
ムニュウッ!
(はおうっ!)
体を動かした香里は、とってもムニュムニュで、素晴らしい香りがフェロモンと一緒にプンプンだった。
「来てぇ(は〜と)」
今度は香里ちゃんも、心の準備がおっけ〜なのか、布団を持ち上げ、祐一を迎え入れる。
「はううっ」
服を脱いでベッドに潜り込み、香里の体を貪る祐一君、今度は香里も照明がついたままでも良かったらしい。
しばらくして、身支度を整えながら話す二人。
「一応、秋子さんには電話しておくから、一緒に行くか? それともここにいるか?」
香里は手を離さなかった。もう指を外そうにも外れない「恋人握り」で握られた上から、もう片方の手で固められ、がんじ搦めされていたので、指を一本一本剥がすようにしなければ取れそうになかった。
「じゃあ一緒に行くぞ、車椅子に乗れよ、押して行ってやるから」
首を振ってイヤイヤする香里。
「歩くのか? まだ力が入らないんだろ」
だがさっきは気配を消して近付いただけあって、結構回復しているはずである。
「膝の上がいい」
「は?」
「車椅子で祐一の膝の上…」
香里は車椅子ラブラブ二人乗りを要求してきた。
「恥ずかしい奴だな、人に見られたらどうするんだ」
「見られてもいい」
残された時間が少ない香里は、もう何でもアリらしい。
「そ、そうか」
病室にあった折りたたみの車椅子を準備して、自分で座って足掛けや車輪の操作を確かめてみる。
「俺も車椅子は初めてだな、乗れよ」
「ええ」
まだフラフラしながら、ベッドの手すりにつかまって、祐一の膝の上に座る香里。ちなみに今回足腰が立たないのは、腰の運動が激しかったのと、普段使わない筋肉を何度もお使いになったせいらしい。
ムニュゥッ!
(うっ!)
柔らかいお尻と太ももの感触に、またムクムクと成長する祐一Jr、さらに。
(見えてる…)
「お前、まだ下着つけてなかったのか」
はだけた胸元からは、先程も拝見した立派な胸と、桜色の突起が見えていた。
「今日は、もういらないから」
そう言って祐一の手を取り、また胸を触らせ、上から押さえる。
「全部見られちゃったし」
「ま、まだ覚えるほど見てないぞ」
このまま機嫌が良くなるのかと思ったが、また弱音を吐く香里に、心を押し潰されそうになった。
「あたしの心臓、まだ動いてる?」
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