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どうしても祐一さんが嫌なら、せめて手を握ってあげて下さい」
「ああ、その程度なら、いくらでも」
「ありがとうございます」
すでに横では父親が深々と頭を下げて、正面では母親が祈っていた。これでもう祐一は後戻りできない状態に追い込まれてしまった。
「うぐぅ、栞さんと同じ事って何?」
(ほら、見てただろ、彼の部屋のベランダから)
「うぐ〜〜っ、見てないっ、ボク何も見てないよっ」
そう言いながら、指の間からしっかり観察していたあゆ。
『でも僕が言った事、素直に信じてるんだ、みんなかわいいね』
両親に暗示をかけた相手はここにいた、そして栞には……
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