第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜想い出の船で〜
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今回ヴィヴィオをさらったのはスカとの協力だろうな」
「協力って・・・なにをですか?」
「わからん・・・・恐ろしい兵器でも作ってんのかそれとも・・・・案外、ただ単に寝床借りてるだけかもしれないぜ?」
「それだけで・・・なんですか?」
ティアナが信じられないという顔をする。
あれだけの力があるにもかかわらず、わざわざスカリエッティに協力する必要があるのか?と
「「奴」を読み切ろうだなんざやめておけ。時間の無駄にしかならない」
「でも・・・・」
それでも気になってしまうのだろう。ティアナが推測をしようとする。
「はぁ・・・・いいか?こう言うのは俺自身気が滅入るし自信無くすからあまり言いたかないんだが・・・・・」
そうやって前置きしてから蒔風がギシリと椅子に座って眼鏡をはずしながら先を言う。
「「奴」は俺よりも強い。勝てた、なんて言えるのは勢いで行けた何回かぐらい。五回くらいか?その程度だ」
「え?」
「で、でも勝ち続けてきたんでしょ?」
フェイトのそこの賭場に首を振って応える蒔風。
その顔は妙に皮肉った感じに笑っている。
「俺と「奴」は・・・戦えばまず、あっちが高確率で勝つ。俺がここまで勝ってこれたのは、最後に世界のひと押しがあったからだ」
「あの〜〜、世界のひと押しって・・・・なんですか?」
スバルの質問に、蒔風がモニターを叩いて説明する。
モニターに出たのは十年前の最終決戦の映像だ。
「WORLD LINK。世界とこの翼を疑似的につなげ、その力で様々な現象を起こしてヴットばす最後の決め技。それがあったから俺はここまで勝ててきた」
「つまり・・・・「奴」はそれさえ越えられれば舜君に勝つ自信があるんやな?」
「そう。だから「奴」は今までも様々な力を使おうとしてきた。究極の闇、神の半身、願いの宝玉、過去の英雄・・・・・・挙げていけばきりねぇな」
「ってことは・・・・スカリエッティと何らかの武器の約束を?」
「そのために・・・ヴィヴィオを・・・・・」
「うん。だから今回スカが事を起こすようなら、「奴」自身は無くとも、使役獣ぐらいは出しゃばってくるだろうな」
更に言うなら
蒔風の獅子天麟は戦闘不能状態だ。
普段なら大丈夫なんだろうが、今は蒔風の腕の完全接合のために、獅子天麟の方に力が回せないのだ。
よって使えるのは龍虎雀武の四体のみ。
しかもあっちはガジェットを無数に保有している。
その戦力差に、全員が気落ちするが、そこで蒔風がダン、とテーブルを叩いて立ち上がった。
「だ
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