第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜エース×翼人〜
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スバルなんかはガタガタと震えている。
「しゅ、舜さん・・・・」
「ようっす。お前らは大丈夫か?」
蒔風がギンガに身体の調子を聞く。
どうやらチンクとの戦闘でかなり負傷はしたものの、別段重傷ではなかったようだ。
「舜さんは・・・・・・確か腕が・・・・」
「ん?まぁな。ま、気にするなよ。大したことじゃないさ。くっついたし」
そういって軽快に笑う蒔風。
しかし、なんだか元気のないスバルに、笑い声が一端止んだ。
「どうした、スバル。元気ないな」
「あはは・・・・・いや、気になっちゃいまして・・・・・ほら・・・・私たちの事とか・・・・」
「戦闘機人、か?」
「はい・・・・」
「そういえばみんなは知ってたん?」
「私は・・・・訓練校からの付き合いだったので・・・・」
「そっかーー。はやてとかなのはも知ってたクチだな?俺さん全然わからなかったわー」
と、笑ってスバルの頭を撫でる蒔風。
それでも隠し事をしていたためか、改めて知られたからか、はたまたその両方か、スバルの顔はまだ晴れない。
そんなスバルに、蒔風がしょーがないなぁ、とため息をついてスバルに言った。
「スバル・ナカジマ二等陸士!!」
「は、ひゃい!?」
いきなりの蒔風からの言葉に変な声で応えてしまうスバル。
それをクックと笑いながら、蒔風が優しく聞いた。
「お前の、名前は?」
「スバル・ナカジマです!」
「・・・・・・そうか。なら、それでいいじゃないか」
「え?」
「お前はスバル・ナカジマ。戦闘機人で、ギンガの妹で、スターズのNo.04。親友も、師も、仲間も、相棒も、家族もいる。そんなやつが、ここにいるお前だ。これ以上、何かいるかい?」
「あ・・・・・・はい。いります」
その言葉に蒔風が「お?」と目をキョトンと開く。
「私はナンバーズも・・・・あの子たちも、一緒がいいです!!」
「・・・・・・・ぷっ、あはははははははは!!!そうかい!お前の願いはでけぇな!!欲張りさんめ!嫌いじゃない!!」
「え?あれ?ティア、私なんか変な事言った!?」
「ふふ・・・ううん。あんたはそれでいいのよ。難しいこと考えんのは、あんたらしくないわよ?」
「そうね。スバルは想いのままに動くのが一番よ」
二人の言葉にむーーー?と手を顎に当てて考えてしまうスバル。
それを見て、蒔風がうんうんと頷いて部屋を出る。
「次はどこブラつこっかにゃ〜〜〜」
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