暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜エース×翼人〜
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

スバルなんかはガタガタと震えている。


「しゅ、舜さん・・・・」

「ようっす。お前らは大丈夫か?」


蒔風がギンガに身体の調子を聞く。
どうやらチンクとの戦闘でかなり負傷はしたものの、別段重傷ではなかったようだ。


「舜さんは・・・・・・確か腕が・・・・」

「ん?まぁな。ま、気にするなよ。大したことじゃないさ。くっついたし」


そういって軽快に笑う蒔風。
しかし、なんだか元気のないスバルに、笑い声が一端止んだ。



「どうした、スバル。元気ないな」

「あはは・・・・・いや、気になっちゃいまして・・・・・ほら・・・・私たちの事とか・・・・」

「戦闘機人、か?」

「はい・・・・」

「そういえばみんなは知ってたん?」

「私は・・・・訓練校からの付き合いだったので・・・・」

「そっかーー。はやてとかなのはも知ってたクチだな?俺さん全然わからなかったわー」

と、笑ってスバルの頭を撫でる蒔風。
それでも隠し事をしていたためか、改めて知られたからか、はたまたその両方か、スバルの顔はまだ晴れない。


そんなスバルに、蒔風がしょーがないなぁ、とため息をついてスバルに言った。


「スバル・ナカジマ二等陸士!!」

「は、ひゃい!?」

いきなりの蒔風からの言葉に変な声で応えてしまうスバル。
それをクックと笑いながら、蒔風が優しく聞いた。


「お前の、名前は?」

「スバル・ナカジマです!」

「・・・・・・そうか。なら、それでいいじゃないか」

「え?」


「お前はスバル・ナカジマ。戦闘機人で、ギンガの妹で、スターズのNo.04。親友も、師も、仲間も、相棒も、家族もいる。そんなやつが、ここにいるお前だ。これ以上、何かいるかい?」

「あ・・・・・・はい。いります」


その言葉に蒔風が「お?」と目をキョトンと開く。


「私はナンバーズも・・・・あの子たちも、一緒がいいです!!」

「・・・・・・・ぷっ、あはははははははは!!!そうかい!お前の願いはでけぇな!!欲張りさんめ!嫌いじゃない!!」



「え?あれ?ティア、私なんか変な事言った!?」

「ふふ・・・ううん。あんたはそれでいいのよ。難しいこと考えんのは、あんたらしくないわよ?」

「そうね。スバルは想いのままに動くのが一番よ」


二人の言葉にむーーー?と手を顎に当てて考えてしまうスバル。

それを見て、蒔風がうんうんと頷いて部屋を出る。




「次はどこブラつこっかにゃ〜〜〜」



-------------------------------------------------------
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ