第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜エース×翼人〜
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をしてでもだ。手伝って・・・くれるか?」
「もちろんだよ!!!」
なのはが気持ちを改め、それに応える。
実際、なのはも蒔風も気はまだ晴れきってなどいない。
しかし、少しだけ、本当に少しだけ、立ち上がれた。
「絶対に助ける。そのために惜しむモノなんざねぇな」
「そうだね。でも、今回みたいに命を捨てるみたいなまねは絶対にダメだよ?」
「ん?何言ってんだ、俺に死ぬなんてことは止まる理由にならない」
「え?」
「もう何度も説明するのは面倒だから言わんがな、死ぬのがなに?って感じなのよ、俺」
「そんな・・・・」
「言っとくが俺の優先事項項目のトップ十五にも入ってねぇぞ?俺の命なんてもんは。そんなこと、今更怖くもないし、そのような恐怖最初から持ち合わせていないし」
「舜君!!それはあんまりだよ!!舜君が死んだら・・・・」
「はぁ・・・・めんど。青龍」
「は」
と、そこで蒔風が青龍を出し、部屋を出て行こうとする。
それを止めてしっかりと話を聞こうとするなのはだが、蒔風は構わんという感じで出て行ってしまった。
そうして部屋に残されるなのは。
青龍と二人だけになってしまう。
「青龍さん・・・・舜君って・・・・昔からそんなこと言ってたけど・・・・・本当に死ぬのが怖くないんですか?いったい・・・どういうことなんですか?」
ポツリと、なのはが青龍に聞く。
その質問に対する青龍の言葉は、YESだった。
そこから、なのはは一部始終を聞いた。
蒔風の、死を理解し、生とは別の、その在り方を。
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蒔風が最初に向かったのは隣部屋のザフィーラとシャマルの病室だ。
ザフィーラは身体に怪我を負ったものの比較的軽傷、シャマルの怪我もそんなに大きくはない。
現在シャマルは部屋におらず、ザフィーラだけがベッドにいた。
「よう」
「ぬ・・・舜か」
「シャマルは?」
「他のものを看に行っている。あの身体で、どうしてもとな」
そう言ってザフィーラの隣にまで行く蒔風。
そこで犬型となっているザフィーラの頭をクシャリと撫でて礼を言った。
「すまんな、ザフィーラ。いくらなんでもあそこで命を捨てんのは早かったわ。お前がいてくれて助かった」
「気にするな・・・・・」
と、そこで言葉が途切れてしまう。
そもそもザフィーラはそんなに語る方ではない。
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