第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜今こそ六課前線の心を一つにするのだ!!〜
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幸せになれ。そうでもなきゃ、罰とは言えんなぁ」
その言葉にポカンとするはやて。
そして、蒔風がさらに言う。
「んで、そこで余裕ができたら助けてやれ。お前の幸せ、分けてやれ。お前にしか伝えられない事が、あるはずだ。たとえつらい事があったとしても、未来は可能性に満ちているってな」
「舜君・・・・・」
「未来の可能性は「人の願い」だ。お前は一人の世界で最も幸福な融合機の命をその身に宿しているようなものなんだ。そいつを不幸にさせんなよ?」
「うん・・・・わかったよ」
その返事に、蒔風ははやての目を見て、うん、とうなづいて踵を返す。
「その眼なら「それでも私は〜〜」なんてことは言わなそうだな。安心して眠れるよ」
「よぅゆーわ。行きも帰りも、車ん中でしっかり寝てとったくせに」
「俺はいつも眠いの。眠気にはどーにも勝てん。ふぁぁぁ・・・・おやすみ〜〜〜〜」
そう言って蒔風が自室に戻る。
そうして、はやては蒔風のその背中に、敬礼を返して送った。
精一杯の尊敬の念と、感謝の気持ちを込めて。
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翌日、蒔風が朝起きると、時間は早朝。
着替えているエリオが目を見開いて信じられない物を見たような顔になっていた。
蒔風が起きている。
朝に弱い蒔風が、早朝訓練なんてものに出られるのは今までだって両手の指の数くらい。
だから蒔風本人も、時計を見て一瞬固まった。
そうして「いやいやまさか」と頭を振ってもう一度時計を見る。
しかしさっき見た時間から十秒たってるだけだった。
そうして蒔風の表情も固まった。
「お、おはようございます」
「お、おう・・・おはよう・・・・」
おかしい
早起きしただけでなんでこんなに緊張してるんだ?こいつら
しかしまあ、このままいても仕方ないので蒔風が立ち上がって朝の仕度をする。
起きてから歯を磨き(クリ○クリーン)、顔を洗い(お湯でヌクヌクと)、着替える(たまに前後間違える)。
そして小さいコップに炭酸ジュースを注いで一気に飲み干した。
そう、この男、朝から炭酸飲む男なのである。
と言っても少量だが。
本人いわく「朝のなまった口ん中が一気に覚醒する」んだそうだ。
そうして訓練場へと赴く二人。
訓練場に着くとスバルやティアナ、キャロは「あ、今日は早起き出来たんですね」と至って自然な感じで接してきたが、蒔風の朝の弱さを知っていいるなのはやフェイト、ヴィータにシ
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