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ドリトル先生と沖縄の蛇達
第十一幕その九

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「しかも土壌がいいから」
「お水が美味しい」
「そうなんだね」
「尚且つ一杯ある」
「そうした国ってことね」
「空気と水と安全はただ」
 先生はこうした言葉も出しました。
「こうした言葉もある国だしね」
「安全はね」
「やっぱり用心しないとだけれど」
「確かに治安のいい国だけれど」
「それでも」
「お水はね」
 本当にこちらはとです、皆も言います。
「本当に沢山あって」
「しかも美味しいわ」
「水道水でもだよ」
 先生はこちらのお水のお話もしました。
「普通に飲めるね」
「カルキが気になるなら一旦沸騰させて」
「それで冷ましてから飲めばいいし」
「カルキを飛ばして」
「それだけでいいから」
「お店でお水を買わなくていいことは」
 欧州ではこうしたことも多いのです、日本でもお水を売っていますがこれは美味しいお水を飲みたいことが理由です。
「嬉しいことだよ」
「このこともね」
「いや、素晴らしいよ」
「お水が美味しくて沢山あるって」
「このこと自体が」
「お風呂に入っても」
 先生はこちらの楽しみのお話もしました。
「いいお水だとね」
「気持ちがいい」
「お水の質がいいと」
「お肌にも合って」
「それでいいわよね」
「うん、皆の毛にもね」
 羽毛も含めてです。
「いいしね」
「そういえば日本に来て」
「僕達もお風呂に入ることが増えたけれど」
「シャワーで済まさずに」
「身体もあったまってほぐれて」
「しかも毛の質もよくなったわ」
「いいお水で身体を洗ってあったまっているからだよ」 
 先生は皆がそうなった理由についてもお話しました。
「だからね」
「毛並みもよくなった」
「そうなのね」
「いいお水に浸かったりして」
「それで」
「そうだと思うよ、いいものも食べてるしね」
 このことも当然大きいです。
「栄養のあるものをバランスよくね」
「先生の生活が安定して」
「収入がずっとよくなったから」
「イギリスにいた時とはうって変わって」
「そうもなったしね」
「ははは、そのこともあるね」
 ケーキを食べつつ笑った先生でした。
「言われてみれば」
「そうそう」
「イギリスにいた時は患者さん全然来なかったから」
「収入もね」
「困った感じだったしね」
 今は大学教授で確かな収入があります、本も出してそちらも売れています。先生の生活も変わったのです。
「それで僕達もね」
「今みたいにいいもの食べてないし」
「それでね」
「そっちのことでもね」
「そうだね、しかも日本は栄養バランスのいい食事が多いから」 
 日本人の考えも影響してです。
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