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冷えたワイン
第四章
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 こう話してだ。去っていくのだった。
 だがそんな彼等の話を聞いてもだ。麻里奈は。
 果てし無くどうでもいいという顔でいてだ。やはり飲み続けるのだった。
「どうでもいいわよ。王子様でないから」
 本当にニースでないことをすねていた。そのうえでビールをひたすら飲んでいた。
 この日もこうして過ごした。そして博之は。
 夕方に彼女のところに戻って来てだ。こう言うのだった。
「姉ちゃん、俺やったよ」
「やったって何がよ」
「一人ゲットしたよ」
 こう言うのだった。麻里奈に対して。
「年上のお姉さんね」
「えっ、まさか」
「そのまさか。女子高生の白いビキニの胸の大きい」
 有頂天の顔でだ。麻里奈に話してくるのだった。
「その人とね」
「知り合いになれたの?」
「それで明日も一緒に遊ぼうって」
「この砂浜で?」
「そう。俺やったよ」
 にこにことしてだ。麻里奈に話す博之だった。
「何か夜はバイトあるみたいで遊べないっていうけれど」
「夜に遊ぶのは危ないからいいじゃない」 
 特にこの湘南ではと。またこうした話になった。
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