暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic23-B新暦75年ミッド・プライソン戦役〜Battle Field〜
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軍を許すな! ミッド陸士武装隊の底力を見せてやれ!」

私とザフィーラは、対陸戦兵器戦のメンバーとして地上の武装隊と合流。中央区画、東部、西部、北部、南部、それぞれに戦車と装甲車が出現した。それを片付けるのがお仕事の内容。教会騎士団も各地に散開しているとのことだけど、ここにはまだ到着していない。

――シュートバレット――

――シュートバスター――

普段は縄張り争いなどをしている陸士隊が、共通の危機と敵を前にして今は協力して事に当たってる。基礎中の基礎である射砲撃を撃ち続け、戦車・装甲車やT型に攻撃を繰り返す。T型はAMFを積んでいるけど、射砲撃の集中砲火を浴びればどうしようもなく爆散する。戦車と装甲車は、ガジェットや戦闘機と違ってAMFを積んでいないみたい。とは言え、物理破壊設定の魔法でもビクともしない装甲の厚さだけど・・・。

「また・・・!」

戦車と装甲車は2台1組で行動していて、戦車がエネルギー砲撃(質量兵器の砲弾じゃないのよね・・・)を撃っている間、無防備なその巨体を援護するのが装甲車の機関銃(これもエネルギー弾)。さらにガジェットのT型が統制の取れた歩兵パレードの如く進軍して来る。エネルギービームの雨あられ。本当いい加減にしてほしいわ。

「えいっ!」

――ペンダルシュラーク――

両手の人差し指と薬指にはめた4つの指輪・“クラールヴィント”から伸びてる魔力ワイヤーを槍のように勢いよく伸ばして、先端に付いてる宝石の振り子でガジェットT型を攻撃。AMFに少しだけ拒まれたけど、ヴァリアブルシュートのように対AMFの魔力コーティングをした振り子を最後まで拒みきれずに、自身への直撃を許した。爆散するT型から振り子を戻した時、「この!」装甲車の砲塔から、砲弾状のエネルギー弾が2発連続で発射された。

「防御担当! 一斉シールド展開!」

――ラウンドシールド×20――

「クラールヴィント! 負けていられないわよ!」

――風の護楯――

1発目は武装隊の複層シールドで、2発目は私のシールドで防げた。戦車と装甲車は、ほぼ無差別に攻撃を仕掛ける所為で、建造物にも容赦なく被害が出始めてる。だから私や他の武装隊の魔導師が防御を行って、可能な限り建造物を護る。民間人の避難は続けているけれど、まだ完全じゃない。一応、この周囲一帯の避難は終えているけど、だからって建造物に被害を出していいわけじゃない。

「ザフィーラ、装甲車を転ばして!」

「承知した!」

――鋼の軛――

まずは戦車を護る装甲車を攻略する。拘束杭を車体の真下、右側辺りから突き出させた。片輪装甲でなんとか持ちこたえていたけど、「撃って!」私の声に応じてくれた武装隊の射砲撃が着弾して、装甲車が大きな音を立てて横転した。ちょ
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