暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic23-B新暦75年ミッド・プライソン戦役〜Battle Field〜
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やり戻された。

「紫電・・・!」

鞘内に溜めていた魔力を爆発させ・・・

「清霜!」

“レヴァンティン”を抜き放つ。その爆発力で抜刀時の速度を引き上げ、破壊力・切断力を急激に高める、一撃必殺の斬撃だ。すれ違いざまに一太刀を入れ、“アンドラス”を縦に真っ二つに斬り捨てた。私を通り過ぎて行った機体は、僅か後に爆散した。

「礼を言う、アンジェリエ!」

先ほどのミサイルによる援護。あれはおそらくアンジェリエのものだ。その姿を探しだして目をやると、朱色の魔力で作られた旗地を展開した状態の旗型デバイス・“ジークファーネ”を持つ彼女が小さくお辞儀した。使用魔法によっては物理系や魔力の飛び道具を、狙った場所に逸らし返すことを可能とし、あの旗地1つで打撃・斬撃・防御・拘束と多彩な戦術が執れる。

『シグナム、アイリ。ポイントB-11のガジェット部隊の処理をお願いや』

「了解です」「了解!」

主はやてからの指示に応じ、私とアイリは指定ポイントへと翔ける。ポイントに到着するまでの間、戦闘機やU型が続々と撃墜されて行く様を見る。どれだけ強力な戦闘機だろうと、リミッターを解除されたなのはやフェイト、そしてシャルを筆頭とした鍛え抜かれた空戦騎士の前にはただの的でしかないようだ。

(エリオ、キャロ・・・!)

真の姿となっているフリードリヒの鞍に跨るエリオとキャロが、ワイバーンという竜の鞍に跨るトリシュタンに付いて空を翔け回り、戦闘機を中心に撃墜して行っている。言葉ではなく視線だけを交わして、私とアイリは指定ポイントへと向かう。

『こちらルシリオンとトーレ。巡航ミサイルの防御に成功した。これより航空戦力の迎撃戦に再参加する』

ルシルとトーレが無事に仕事を果たして戻って来たと報せる通信が入った。かなり遠いが早速、蒼い魔力爆発が発生し始めたのが確認できる。

『了解。おおきにな、2人とも。ポイントC-01で、戦闘機シームルグの一団が暴れてる。武装隊も騎士隊も手一杯で、なかなか手を付けられへんのや。しかもこれまでのシームルグとは一線を画す機動力と防御力ときた。おそらく本隊なんやろうね、カラーも金色に統一されてるし。護衛艦アンドレアルフスに突入するには、どうしても邪魔やし・・・。お願い出来るか?』

『了解した。すまないが、アイリを借りたい。外のガラクタどもを、一気に片付ける』

『・・・トーレ。アイリと交代してシグナムと一緒に迎撃にあたってもらえるか?』

『お前たちとは長い付き合いだ、何も問題はない』

ここでアイリとは一旦の別れだ。私とアイリはコツンと拳を突き合わせて、「しっかりね」と言って去って行くアイリに、「お前もな」と返した。

†††Sideシグナム⇒シャマル†††

「これ以上の進
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