暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic23-B新暦75年ミッド・プライソン戦役〜Battle Field〜
[7/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てる間、しっかりと空を押さえるよ!』

ガジェットと戦闘機隊の数は減ることを知らず、破壊すればするほど補充するかのように、ゆりかごからはガジェット、“アンドレアルフス”の滑走路からは、戦闘機隊が続々と飛び立って行く。

(エリオとキャロ、トリシュタンは上手くやれているだろうか・・・)

あの子たちは対戦闘機隊を専門として、この空域のどこかを飛び回っている。戦闘機の基本兵装として強力なAMFが積まれている。私とヴィータの副隊長は、主はやてからの許可で、主はやてとなのはとフェイトの隊長は、調査官としてのルシルの許可で、これまで私たちを縛っていたリミッターを解除した。ゆえにそう大して苦戦するような相手ではないが、やはりどうしても影響を受けるのも事実。その影響を受けにくいのが、魔法ではない純粋な物理攻撃であるドラゴンブレスというわけだ。

『シグナム、アイリ! そっちにアンドラス1機が逃げた! 3時の方向から来るはずだから、追撃よろしく!』

「了解だ」「はーい!」

ヴァイスの操縦するヘリからの狙撃による味方部隊のサポートをしているアリシアから、攻撃機の破壊を頼まれた。私の側には中遠距離系のサポートとしてアイリが居り、共に3時の方向へと目をやる。ゆりかごや“アンドレアルフス”の周囲には、3ケタの航空魔導師と、敵航空兵器が4ケタの大乱戦。

「捉えた! 行くぞ、アイリ!」

「ヤー!」

その中でなんとか捉えられた“アンドラス”の機影。U型の隙間を縫うようにこちらへ向かい、左右の主翼下のウェポンベイより空対地ミサイル(ルシルからの解説で、無駄にどんどん詳しくなってしまう)を2発と投下した。“アンドラス”は攻撃機ということもあり、戦闘開始から掩護機の“シャックス”を伴って地上へ向けて爆撃を行っていた。

「アイリ!」

「コード・シャルギエル!」

地上へ向けて落下しているミサイル2発へと氷槍を8本と発射。誘導性の無いミサイルのおかげで全弾が直撃。瞬時に凍結されて地上へ落ちる前に砕け散った。次は私の仕事だ。“レヴァンティン”を鞘に納め、「カートリッジロード!」をする。

(この日の為に、刃を徹底的に研いだのだ)

人ではない金属の塊であるなら、物理破壊設定で攻撃を行える。足元に魔法陣の足場を作り出して降り立ち、居合抜きの構えを取る。

――ヒルンダプス・カウダクトゥス――

魔法陣を蹴って、私の最速の移動魔法で“アンドラス”へと跳ぶ。私の接近にしっかりと反応し、“レヴァンティン”の攻撃範囲から逃れようと機首を上げて方向転換を試みようとしたが・・・

――レフレクスィオーン・ファーネ――

どこからともなくミサイルが3発と飛来して、“アンドラス”上に着弾して爆発。そのおかげで再び私の攻撃範囲へと無理
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ