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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic23-B新暦75年ミッド・プライソン戦役〜Battle Field〜
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、導いて行くから安心して」

ウーノさんにそこまで言われるけど、私なんかにドクターの代わりなんて出来るわけがないよ。だって、教えてほしい事、話したい事、もっといっぱいあったもん。それなのにいきなり主任だなんて・・・。

「すずか。私たちは、第零技術部を潰したくはない。そして、ドクターの後任であるなら、誰とも知らん技術者よりお前の方が良い。お前は良い技術者だ。それは、私たちが保証しよう」

「トーレさん・・・」

「私もよ、すずか。ドクターもあなたのことを買っていた。あなたはそう思っていないかもしれないけど、あなたの持つ今の技術力はかなりのものよ」

「ウーノさん」

「私も、スカラボを失いたくない。あそこは私たちの居場所だもの」

「すずか。ドクターの夢、私たちと一緒に守って」

「ドゥーエさん、クアットロさん・・・」

これまで黙っていた2人にまでそうお願いされちゃったら、もう断るわけにはいかない。それに私だってスカラボを、第零技術部を潰したくなんてない。ドクターから学んだ知識、技術、それらを無駄にもしたくたない。

「ウーノさん、ドゥーエさん、トーレさん、クアットロさん、チンク、セイン。本当に私で良いんでしょうか・・・?」

「ドクターの望みであり、シスターズ全員の総意だ」

「そうだよ。主任になってよ、すずか」

「チンク、セイン」

私は一度目を閉じて深呼吸。覚悟は決まった。私は「はい。第零技術部の主任、お引き受けします!」胸の前で右拳をギュッと握って、ドクターの遺志を受け継ぐことを決めた。正直、思いだけで出来るような大任じゃない。だからウーノさん達に助けてもらわないと。

「では主任としての初仕事よ。これから私たちはどうするべきかしら?」

「え? あの、でも・・・まだ正式に主任になったわけじゃないですし・・・。書類とかいろいろとあるでしょうし・・・」

「第零技術部は、運用部からの影響を受けないの。だから人事の決定権はドクターや、秘書の私にあるのよ。だから私が許可して、当人も納得してくれれば、その日から異動に出来るのだけど。第四技術部には、あとで連絡しておくわ」

「すずかは第零と第四を兼任していた状態だったからな。スムーズに異動できるだろう」

とのことで、第四技術部の主任であるマリーさんに相談も承諾もないまま、私は第零技術部の主任になった。そして改めてウーノさんから「すずか。私たちシスターズに、これからの指示を」促された。

「あ、はい。現在、機動六課、本局航空隊、陸士部隊、教会騎士団は、大まかに分けて対航空戦力、対陸上戦力、2つの戦闘を実施しています」

“聖王のゆりかご”、護衛艦・“アンドレアルフス”、戦闘機隊とガジェットの航空戦力。列車砲・“ディアボロス
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