暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1585話
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イフル程度にまで絞り、トリガーを引く。
 瞬間、放たれたビームにより、空中でエアリーズが順番に爆発していく。
 1機、2機、3機、4機。
 今までは大抵が最大威力で数機纏めて破壊するだけの使い方をしていたので、どうしてもOZにとっては派手なそっちの方に意識が向いていたのだろう。
 だが、俺は元々射撃全般が得意だ。
 それだけに、こういった攻撃方法も不可能ではない。……地味だが。
 ともあれ、そんな風にして残り1機になったエアリーズは、このままでは自分もやられるだけだと判断したのだろう。慌てて後退しようとするが……

「装備が重いんだよ」

 スーパーバーニアを使って一気に距離を縮め、次の瞬間にはビームサーベルでエアリーズの胴体へと向け、一閃する。
 そして空中で巻き起こる爆発。
 相変わらずエアリーズは運動性が低い。
 もしくはスーパーバーニアのように高い加速性を持つバックパックでも付けていれば話は別なのだろうが、特に改造もされていないようなノーマルのエアリーズでは、空を飛べても咄嗟の動きにはついていけない。

「……本当に5機だけか?」

 ここに俺が……トールギスがいるというのは、当然基地でも理解しているだろう。
 なのに、派遣した戦力がエアリーズ5機だけというのは、余りにも少ない。
 向こうにとって、戦力を小出しにする必要がどこにある?
 それこそ各個撃破されるだけだろうに。
 予備戦力の残りが少ない? いや、OZにとってルクセンブルク基地は本部にしようとしている場所だ。そうである以上、防衛戦力は相当に注ぎ込んでいる筈。
 だからこそ、連合軍もOZの士気を下げるべく、ルクセンブルク基地を奪還しようとしているという一面もあるのだから。

「……となると、連合軍が思いの外上手い具合にやってるのか?」

 考えられる中で可能性が高いものの1つが、それだ。
 他にも五飛が頑張ってそっちに戦力を振り向けている可能性はある。
 いや、もしかしてこっちの方が可能性は高いか?
 OZにとって、ガンダムというのはそれ程までに脅威の存在なのだから。

「だとすれば、俺がやるべきなのは……」

 基地の占拠をするのが一番いいんだろうが、残念ながら俺はこの基地の事はそれ程詳しくない。
 勿論大まかにどこに何があるのかというのは知っているのだが、詳細な内容までは知らされていなかった。
 だが、それはおかしな話ではないだろう。
 そもそも俺達シャドウミラーは、ノベンタの直轄であっても、あくまでも傭兵でしかないのだ。
 これが歴とした連合軍の一員であればともかく、幾ら何でも部外者に連合軍の中でも重要度が高いルクセンブルク基地の詳細な情報を教える筈もなかった。
 大体どの辺がこの基地の司令部なのかというのは分
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