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提督はBarにいる・外伝
提督はBarにいる×プレリュード編・その4
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て、綺麗な水になるまで洗う。

 らっきょうが綺麗になったらひげ根を落とす。利き手に包丁、逆手にらっきょうを持ち、出来る限り切り口が小さくなるように削ぎ落とす。根を落としたら薄皮を剥く。皮剥きの際に傷んでいる箇所があったら、全面が綺麗になるまで剥く。

 仕上げに芽を切り落とす。まな板の上に乗せて、先端から4mmくらいの所を切り落とし、再び水洗いしてよく水気を切ったら下処理は終了。甘酢漬けにする時も手順は同じなので、覚えておくと便利だぞ。

 後は少な目の衣をうっすらと纏わせて、油の中へ。らっきょうは生でも食べられる食材なので、衣がカリッとすればOKだ。

「さぁ揚がったよ、『生らっきょうの天ぷら』だ」

 生のらっきょうを食べた時に思い浮かぶのは、シャキシャキとした食感と、その独特な風味と辛味、それに苦味だ。しかし加熱したらっきょうは別物の顔を見せる。

「何だこれ!ホントにらっきょうか!?」

「すっごいホクホクしてるわ!」

 そう。らっきょうは加熱してやるとシャキシャキの食感が加熱したにんにくのようなホクホクとした食感に変化する。そこに仄かならっきょう本来の苦味がやってくる。これが酒に合わないハズはない。味が淡白なので塩をつけるか、味噌を味醂や酒で溶いて味噌だれを作って、それを付けて食べても絶品だぞ?まだまだ続く野菜の変わり種の天ぷら。




 お次は夏野菜の定番・ミニトマトだ。トマトを揚げるのかと驚くなかれ。串焼き屋等で見かける事もあるミニトマトの肉巻き串のように、トマトは加熱すると旨味を増す。生でそのまま揚げてもいいが、今回は串焼きのメニューに倣って肉巻きミニトマトの天ぷらを作ろう。

《ジューシーで食べ応えアリ!ミニトマトの肉巻き天ぷら》

・ミニトマト:食べたいだけ

・豚バラ薄切り肉:トマトと同じ枚数

・塩コショウ:適量

・天ぷら衣:適量

・爪楊枝:トマトと同じ数

 ミニトマトはヘタを取り、サッと水洗いして水気を切っておく。豚バラ肉は両面に塩コショウを振って下味を付け、トマトに巻き付けたら爪楊枝を中心に貫通させるようにして留める。

 後は衣を付けて油へ。揚げ具合としては、豚バラに火が通ればOKだ。

「お次は『ミニトマトの豚巻き天ぷら』だ。トマトの中の汁がかなり熱いからな。かぶりつく時は気を付けろ」

 思いきり噛み付くとトマト汁が目に跳ねたりしてとても熱い。←実体験

 トマトはそのまま揚げてもいいし、大葉やベーコンを巻いてみたり、揚げてから出汁に浸けて揚げ浸し風、なんてのも案外美味い。アレンジは多種多様だ。お次は……ズッキーニがあったっけな、あれも揚げるか。

《トロトロ美味い!ズッキーニの洋風天ぷら》

・ズッキーニ:2〜3本

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