第二章
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何故荒れているのかは言うまでもなかった。
「そんなの見ればわかるでしょ」
「ううん、姉ちゃんそんなに不満なんだ」
「何で花の二十六歳の美人がコブ付きで夏休み過ごさないといけないのよ」
「だから自棄になってるんだ」
「その通りよ。全く」
「全くって」
「ニース。行きたかったわよ」
またニースを話に出す。
「お姉ちゃん恨むからね」
「母ちゃんなら今も働いてるけれど?」
「そんなことはどうでもいいのよ。全く何でこんな場所にいるのよ」
「で、飲むと」
「お金はあるから飲んで飲んで飲みまくるわ」
「ビール飲み過ぎたら太るよ」
「後でサウナに入るから大丈夫よ」
夜にだ。そうするというのだ。
「じゃああんたはあんたで勝手に遊んできなさい。私ここにいるから」
「じゃあ俺ナンパしてくるね」
「勝手にしたら?」
「あれっ、甥が不純異性交遊していいんだ」
「一人でも振り向いてくれたらね」
酔っているがそこは醒めた目だった。そのうえでの言葉だった。
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