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御使いのいる家 ぱ〜と6
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リーズという人造人間らしい。中に魂が入っていないものだから勝手に失敬させてもらったものだ」
「はぁ……それから?」
「それなんだ。せっかく体を手に入れたのだからル=コボル様(←イディクスを作った思念体で三幹部の親とも言える存在。もちろん滅んだ)復活に動こうとした……」
「動こうとしたら?」
「宇宙が終わりかけててそれどころじゃなかった……」
「「ファッ!?」」

 ガズム曰く、そこはル=コボル全盛期レベルかそれ以上の野郎が二つもせめぎ合ってる上に地球戦力が(笑)レベルの銀河級戦力が大集合しているというとんでもなくカオスな戦況のド真ん中だったそうだ。とにかく生き延びるために銀河中心殴り込み艦隊とかいうのの味方のフリして戦ってたら逃げ場もなくなり必死こいて宇宙怪獣と戦うしかなくなり、ブラックホールに飲み込まれ、そして今ここに至るとのこと。

「アンタら二人とも人生波乱万丈すぎでしょ……」
「しかし、なんだ。生と死の狭間に於いて志を共にする仲間がいるというのは素晴らしいな……ああ、バッフ・クランやゼントラーディの連中は未来を掴めたかな……?」
「お、おいガズム?なんか遠い目してるぞ?昔の陰湿で陰険でル=コボル様復活しか考えていなかった頃のお前はどうした!?」
「ああ……色々と拘りはあったからな。言いたいことはわかる。でもこれからは楽に行こう。宇宙は希望に満ちてるからな――」
「ヤバイ……これヤバイよイスペイル!悟り開いてるよ!!」
「何があった!?お前のいた銀河でいったい何があったんだ!?」

 何故か彼の後ろに青髪でモミアゲが特徴的なオッサンのスタンドが見える程に彼はなにかヤバかった。放っておいたらそのまま魂だけ次の宇宙に流れていきそうである。

「ま、まぁ飲め!せっかくだから飲まなきゃ損損!」
「ん?そうだな……せっかく集合したのだからもっと飲むか。清酒いっぱい追加で!」
「しかしヴェリニーよ。俺たちは随分変わったのにお前は全く見た目が変わっておらんな……」

 ヴェリニーは簡単に言うと褐色肌でワイルドな獣耳女である。そして体が変ってしまった二人と違ってその外見は全く変わっていないように見える。

「まぁアタシはアンタらと違って激動の時代を生きてねーし。ちょっとソーディアンとかいう宇宙船に住んでる『修羅王』っていう超カッコよくて超強くて超優しい人にお世話になってただけだし」

 他の二人と同じく空気の読めないアトリーム人に倒されたヴェリニーは気が付けば『修羅』という集団の住む船の中で倒れており、集団のトップらしい赤髪の青年の世話になっていたそうだ。

 最初はプライドの事もあって修羅をぶちのめして支配したろうと考えたヴェリニーだったが、この修羅という集団は全員サイボーグなのかと疑いたくなるくらい戦闘能力が
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