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ダンジョンに人生を求めるのは間違っているだろうか
規格外のルーキー
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も、理解が追いつかないね。…ステイタスの上昇もおかしいし…そのうち神にでもなっちゃうんじゃないの?」

「…な訳ないだろ」

スキルでもそんなことがある為、誤魔化すしかなかった。

「あ、それとランクアップで発展アビリティを決めるからね!」

発展アビリティ。これは、ステイタスに補正がついたりするので、冒険者にとって非常に大切なものである

「発展アビリティは一個しかないみたいだね…名前は…“適応”」

「適応?…なんだその見るからにチート臭溢れる発展アビリティは」

「とりあえずこれでいいよね?」

こく。と頷き、俺は適応という発展アビリティに鑑定をかけた

・あらゆる物を瞬時に覚える
・その才は神すら凌駕する

「…取り敢えず、次の神会では良い二つ名が取れるようにするけど…期待はしないでね」

「ああ。まともなのが来なそうだよな」

「だってシンゲツ…君1日でステイタスオールSオーバー、更にランクアップまでしちゃったんだからね」

…こればっかしはしょうがないか。ハァ…胃が痛い

「取り敢えず、今日は30万ヴァリス稼いできたから、楽できるぞ」

「え!?3.30万ヴァリス!?」

「ああ。それにこれ買ってきたから」

【袋】で袋を作り、ジャガ丸くんと、美味しそうな肉を買ってきたのだ。

「…私は、こんな優しい眷属を持って幸せだよ!」

「…早く食べようぜ。取り敢えず拠点が買えるようになるまではダンジョンに潜って金稼ぐから、明日も早めに家出るからな」

照れ臭くなって、咄嗟に話をそらした。しかし、明日朝早くにダンジョンに行くのは事実なので、アテナと一緒に食べる時間を大切にしたかった

「うん!じゃあ、いただきまーす!」

大きい肉を頬張り、あむあむと食べているアテナを見ると、とても神だとは思えない。見た目相応の、小さい女の子のようだ

「…いただきます」

自分が稼いだ金で初めて食べるご飯は、いつもより美味しく感じた

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