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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
絆の始まり
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になっていた。

(死にそうな目にもあったし、俺が物騒なことも言ったからな。話し掛けるどころか恐ろしいはずだよな)

俺は考えながら気まずい感じで髪を掻く、するとキリトはなにかを言いたそうにしていたが、先に俺が言いたいことを言うと決めた。

「ラグ「悪かった!?」

「え!?」

俺が頭を下げて謝ったことに、キリトは疑問の声を出した。


「俺があの時二手に別れようなんて言わなけりゃ、お前はこんな危険な目に遭わずに済んだのに、完全にこれは俺の責任だ!お前になんて言われても良い!だけど謝らせてくれ、本当に悪かった!」

俺が謝っていることに、キリトは慌てる声を出し、手もあたふたと振った。

「そ、そんな謝らないで頭を上げてよラグナ!二手で行動しようって私も同意したんだから!?寧ろお礼が言いたいの!」

「?・・・・・」


キリトはそう言うと真剣な表情になって一度「コホン」と咳払いをした。


「ラグナ・・・・・私を助けてくれて、ありがとうね。私怖かった、あんな数の中でたった1人で戦って死んじゃうのかなって?でも、ラグナが助けに来てくれた。その時私とっても嬉しかったまだ生きられる喜びが感じられた。だからありがとう・・・・ラグナ!」

キリトは天使のような笑顔で手を握って、俺にお礼を言ってくれた。その笑顔とお礼の言葉に俺は何だがむず痒くなり、自分でも酷いと思うが、無理矢理手を離しキリトに背中を向けて言う。

「そ、そんなことよりよ、早くこの森から抜け出そうぜ。何時なんどきリトルネペントが現れて襲われるかもしれないからな」

「キリトの武器ももうすぐ限界だろ?早く安全な道案内頼む俺もこんな気色悪い森から抜け出したい」

そう言うと、キリトは満面な笑みを見せて歩を進める。

「うん!それじゃあ案内するね!」

















「ふぅ。やっとホルンカの村に戻れたな」

俺とキリトは何とかリトルネペントとエンカウントもせず、無事にホルンカの村に戻れた。きっとあの大戦闘でリトルネペントのPOPが枯渇したんだろう。運が良かったが、しばらくはあんな戦闘は御免被りたい。

ただ今の時刻は夜の10時過ぎ。茅場晶彦のチュートリアルが終了してから4時間が経過している。

既にホルンカの村には数名のプレイヤーの姿があった。恐らく全員ベータテスターなんだろう。ま、そんなことは気にせずに俺とキリトは目的の家へと目指す。

村のおかみさんの家に着くと、一応礼儀として3回ノックをしてからドアを開けた。入ってみれば相変わらず釜戸で何かを煮ているおかみさんが振り向いた。頭上のクエスト進行を示す金色の《!》マークが浮かんでいる。


俺達は歩み寄り、腰のア
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