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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
絆の始まり
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「キリト、無事だったんだね・・・・・」
「・・・・・・」
男の言葉にキリトは口を開かなかったため、俺はキリトを庇うように出て男に言う。
「お前か・・・・キリトを殺そうとしたのは」
「っ!?・・・・・・・それは」
「ラグナ・・・・・・」
俺の言葉にコペルは複雑な顔をしてキリトは俺になにかを心配するような眼差しを向けた。
「人殺しを行った奴がノコノコ、キリトの前に現れるとは、随分と肝の据わった野郎だな?」
俺は睨みながら話を続ける。
「大方お前がやったのは《MPK》・・・・・・モンスター・プレイヤー・キル、だろ?」
「ッ!?」
「えっ!?・・・・・・・」
俺の言葉に2人は、なぜ知っているのかという顔になる。
「ゲーマーなら知ってる言葉だ・・・・それにオンラインゲームじゃよくあることだしな」
俺が今もなおやっているオンラインゲームでもまだあることだ。とあるパーティーが勝てないモンスターに遭遇してしまい逃げる、もちろんモンスターはそのパーティーを追い掛ける。もしも逃げていたパーティーが、偶然別のパーティーを見掛けたら、そのパーティーにモンスターを任せて追い掛けられていたパーティーは全力で逃げる。
俺はモンスターとの戦闘中何度もMPKを受けたが、そんなもの不良との喧嘩に勝つぐらい切り抜けた。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
コペルとキリトが無言でも俺は話続ける。
「大方協力プレイをしてたんだろ?キリトが花つきの相手、お前が実つきの相手」
「キリトは速攻で実つきを倒してお前の救援に向かおうとした・・・・だがお前はキリトがリトルネペントの胚種を持っているのを確認した。実つきの実を割りキリトに集まるリトルネペントの相手を任せ自分だけは逃げた!そうだろ、キリト?」
俺は言いながらキリトに振り向く、キリトの答えを聞くために見ていると、キリトは無言で頷いた。
キリトの答えを見た俺は、勝手に話を続けた。
「例えキリトがベータテスターでも、あれだけのリトルネペントの数が来れば限界が来て死んじまう。キリトが死んじまえば装備中や武器とアイテムポーチに入ってるアイテムが落ちる」
「後はリトルネペントが去るのを見計らって、落ちているリトルネペントの胚種を拾えばお前はクエスト完了!」
俺は喋りすぎたため一度口を休ませたが、すぐに口を開く。
「だが誤算が起きた・・・・リトルネペントはキリトだけじゃなくお前も狙った。結局のところお前の作戦は外れキリトを死なせるどころか自分が死にそうになった、ってところか?」
言い終わりながら、コペルを睨み付ける。コペルは顔を下げながら小さくも俺達には聞こえる声で返答した。
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