第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜復活の翼人〜
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なにせいきなり上から誰か降りて来たと思ったら足場を崩してそのまま追っかけて行ってしまうのだから。
「あ、あの人、炎の中に!!!」
「ヴィータ副隊長!!助けに行きましょう!!!」
今すぐにでもそこから飛び降りようとするスバルやエリオ。
しかし、それをヴィータが止めた。
「やめとけ。巻き添え食らうぞ」
その言葉に、キャロがヴィータにあれ?と聞いた。
「ヴィータ副隊長、あの人、知ってるんですか?」
その質問に、にやりと笑って炎の中を見るヴィータ。
なんだかその顔は楽しそうだ。
「知ってるも何もねー。あいつは・・・・舜の使い魔だからな」
「え?」
「あ、そういえば!!一回食堂で見た事ある気が・・・・」
「じゃあ・・・・舜さんが!!!!」
その言葉にコクリとうなづいて、ヴィータがアイゼンを担ぐ。
「帰ってきたんだ・・・・・あのヤロー、心配させやがって」
ヴィータが安心の籠もった声を出した。
彼がいるなら、きっとヘリだって無事だろう、と。
そして高架下、炎の中。
その中から、一切の怪我を負ってない青龍がゆっくりと出てきた。
それにアギトが驚愕する。
自分は融合機だから、確かに単体での戦闘はそこまで強くはない。
マスターとユニゾンして、初めてその性能をフルで使えるのだ。
しかしそれでも古代ベルカの融合機としてかなりの戦闘力はあると思っていたし、事実、それなりの実力は持っている。
炎熱を最も得意とする彼女が、その攻撃で、対象に火傷どころか煤一つすらつけられないとはどういうことなのか。
「て、てめえ、なんで焼けねぇんだよ!!??」
アギトがわけわからんと青龍に訊く。
それに対する青龍の返答は、全く彼らしくなかった。
「・・・・そんなこと・・・・私が知るか!!!」
「「「「「知らんのかいッッ!!!!」」」」」
アギトだけでなくフォワードたちも思わずツッコムその台詞。
自分でも理屈がわからないってどういう事なんだろう?
「・・・・ですが・・・・一つだけ確かな事がある・・・・」
「な、なんだよ」
青龍がアギトに向かって言う。
それがちゃんとした理由かどうかは、また別物だが。
「・・・・今私は・・・・主の命に燃えている・・・・つまり!!私の方が、この炎よりも熱いという事だ!!!!」
「そ、そんなんでか!?」
「先ほどの二人は逃がしたが、あなただけでも捕まえよう!
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