第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜復活の翼人〜
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・・」
力を借り、十二の試練(ゴッドハンド)をその身に宿した蒔風が爆炎の中から出てくる。
ゲホゲホとせき込みながらも、周囲を見渡すが、すでにそこに三人はいなかった。
「チ、逃げられたか」
「舜君!!!!」
「舜!!」
「舜君!!大丈夫!?」
三人が爆発を見て蒔風の元へと飛んできた。
そして、言葉をそろえて
蒔風の頭を殴った。
「「「遅い!!!!」」」
パカン!と三人にはたかれ、蒔風の頭がガクンと下がる。
「わりぃ。迷惑掛けた」
「ホンマやで?」
「申請却下してたの舜だったんだね・・・・」
「舜君・・・ありがとうね!!」
三人が礼を言う。
だが、蒔風がやめとけぇ、と言ってそれを拒否する。
「オレは俺のやりたいようにやっただけだ。そう、最初から、最後まで、それを貫くさ」
蒔風が空を見上げる。
思い出すのはいつか言われた言葉。
『貴様はいずれ・・・仲間を失いかけた時に・・・・泣き、叫び、自らの信念が・・・揺らぐだろう・・・』
そう、確かに言われた言葉だ。
蒔風はそれに対し、また見つけて立て直す、と言った。
しかし、立て直す必要など、最初からなかった。
彼のそれは、気付かなかっただけで、はじめからあったのだから。
「今青龍がフォワードの方で交戦している。あっちに期待しましょうか」
そうして蒔風が向かい、三人も一緒に向かう。
最も頼もしい、彼と共に。
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時間は少し戻って廃棄されたハイウェイの上
そこでフォワードたちは不安をその顔に表していて、ヴィータは召喚師の少女に掴みかかっていた。
いきなりヘリが狙われると言われ、更にはまた守れないなどと言われてしまっては無理もない。
そうして皆の意識がその少女一人に集中したその瞬間
「え?うわ!?あ・・・ケ、ケースが!!!」
エリオの目の前に足元から突如として現れた人影が、エリオが持っていたケースを奪って再び地面に潜って行ってしまったのだ。
「なっ!?あ、てめ!!」
更にさっきの人影・・・歳はスバルやティアナと同じくらいだろうか、それくらいの少女が再び地面から現れ、少女を掴んでその場から潜って消えた。
「そ、そんな!!」
「何あの能
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