第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜復活の翼人〜
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ちなさい!」
「待てと言われて待つ子はいませんよ〜〜〜〜」
「しかしクアットロ。このままでは追いつかれるぞ」
逃げる二人と追うフェイト。
その距離は確実に近づいていっている。
捕まるのは時間の問題だ。
しかし、まだ手段があるのか、クアットロがディエチをキャッチし、二人一緒に飛びはじめる。
フェイトはその行為に疑問を感じた。
一人は飛行能力などないのだ。あれでは速度が落ち、捕まえてくれと言うもの。
さらには
「鬼さん・・・・・・こちらぁ!うははははははは・・・・・ヌハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
蒔風が眼前に現れる。
完全に詰みだ。
と、思われた次の瞬間、二人が一緒に飛んだ理由が明らかになる。
「IS発動。シルバーカーテン!」
クアットロが自らの能力を起動させる。
すると二人の身体が虚空に消えゆき、その姿を見失いそうになる。
だが
「遅い!!心象的(イマジナリティ)・・・・・」
蒔風が指を突き出し、パチン!と派手に撃ち鳴らした。
「世界破壊(ワールドエンド)!!!!」
瞬間、世界が無法則に塗り潰され、消えかかっていた二人の姿が再び現れた。
「な!?」
「これは・・・・なんだ!?」
あまりの事態に困惑する二人。
だが蒔風は高らかに笑っている。
「フハ、フハハ、ヌハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!無駄よ!無駄無駄ァ!!幻術使いよ!!今の私は、最高にハイってやつだからなぁ!!」
蒔風さん、悪役みたいです。
その蒔風が人差し指を下に向ける。
すると突如として出現した岩のリングに二人が束縛される。
「嘘ッ!?」
「な、なんだこの魔法は!?」
「魔法じゃない。魔術だ!!ま、何が違うのかオレもわかんないけど」
わかんないのかよ!!!
そう思った二人だが、状況は依然としてまずい。
今日の任務はレリックの回収と少女の奪還。
にもかかわらずなにも成し遂げられないで、更には管理局に捕まるなんてことは絶対に許されない。
リングの中でもがき始める二人。
それを見て蒔風が顔を青くする。
「おいおい!!待って!!その行動はマズイってっておォウぁああああああああ!!!」
一体何がトリガーだったのか、蒔風の服の下からなぜが野菜がゴロゴロと出てきて、その中のいくつかがつぶれた。
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