第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜何が為に戦うのか〜
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機動六課でアラームが鳴る。
何か事件でも起こったようだ。
蒔風がその警告音にベッドから跳び起た。
そして急いで上着を羽織って、すぐに指令室に向かった。
その数分後
蒔風はアラームが鳴り終わらないうちに、指令室へと到着していた。
指令室に入ってきた蒔風に、はやてやシャーリーが声をかける。
来てくれたのか、と
助けてくれるのか、と
しかしそんな言葉には見向きもせず、蒔風がモニターの映像を見る。
オフシフト中のフォワードたちが裏路地で少女を保護。
どうやらレリック入りのケースを引きずっていたらしい。しかもさらにもうひとつあるらしく、下水にあるらしい。
レリックと入りのケースと繋がっていた事もあり、少女は機動六課で保護となり、現在ヘリでシャマルが回収したようだ。
フォワードたちはそのまま下水へと潜り、紛失されたレリックケースを探しに向かった。
その途中、別ルートからでレリックを探っていた陸士108部隊所属の魔導師で、スバルの実の姉であるギンガ・ナカジマと合流する。
さらに、どうやら洋上から多くの飛行ガジェットが押し寄せてきているそうだ。
おそらくは地下のレリックか、それに繋がっていた少女を狙ってだろう。
最初こそヴィータとリィンが防衛ラインとして迎撃していたが、途中からどうにも幻影を織り交ぜた混合部隊となった援軍が来、手に負えなくなる。
そのために現在はなのはとフェイトが入れ替わりに空での防衛ラインとして向かい、ヴィータたちは地下のフォワードたちに合流することになったようだ。
その情報を一部始終見て、ふぅ、とため息をついて、蒔風が指令室からコツコツと歩いて行ってしまう。
「舜君!!!」
その蒔風をはやてが呼び止める。
その声に蒔風が一言だけ言って、この部屋を出た。
「奴」じゃない、と
ガンッ!!!!!!
その言葉に、はやてがコンソールを殴りつける。
もうすでに蒔風のいない指令室に、殴りつけた音が響く。
「なんなんや・・・・こんなんになっても、助けてくれへんのか?あんたはそれで・・・いいんか?舜君・・・・!!!」
誰にも聞こえない、やるせなさそうなそんな声で、はやてが小さくつぶやいた。
しかし、自分はここの指揮官だ。
めそめそばかりしてられない。
すぐに指揮を飛ばし始め、これからの対策を考え始めた。
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