ガンダムW
1584話
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らこちらの……顔見知りの俺からの通信に反応しない訳はないだろうし、何より何だかんだとゼクスは目立ちたがり屋だしな。
すると、案の定背中の追加ブースターを地上へ落下させて外したリーオーの外部スピーカーから声が聞こえてくる。
『久しぶりだな、アクセル代表。……いや、アクセル』
へぇ、以前はそれなりに丁寧な言葉遣いをしていたと思ったが……いや、既に敵対した以上はそんな言葉遣いをする必要もなくなったということか。
それはまぁ、理解出来ないでもない。
そもそもの話、ゼクスが欲していた単機でガンダムに対抗出来るMS……トールギスを、俺は文字通りの意味で横から掻っ攫っていったんだからな。
それでもOZがトールギスを無理矢理俺から取り上げなかったのは、オペレーション・デイブレイク前で連合軍に対して疑念を抱かれたくなかったというのがあるんだろう。
勿論、実際にOZがそんな真似をしようとしていれば、こっちも相応の態度を取ったんだろうが。
そう考えれば、寧ろOZとしては最善の選択肢を選んだと言ってもいい。
オペレーション・デイブレイク前に、無駄に戦力を消耗する事がなかったのだから。
ただでさえ、5機のガンダムによってOZは大きな被害を受けていたのだから。
だが……正直なところ、今のゼクスがトールギスを入手しても、すぐに乗りこなすのは無理だった筈だ。
元々殺人的な加速だと言われているトールギスが、ハワードによって更にスーパーバーニアが強化されているのだから。
原作では通常のスーパーバーニアでもゼクスが乗りこなすには随分と時間が掛かった。
「まさかライトニング・バロンがこんな戦場にいるとは思わなかったな」
勿論俺は原作知識でトレーズがルクセンブルク基地攻略に参加していたのは知っているが、それでも既に現在の状況は原作とは大きく違う。
そもそもの話、連合軍がオペレーション・デイブレイクに対して……より正確にはOZに対する疑念を抱き、何かあった時の為に準備をしていたというのが大きい。
勿論俺がノベンタに雇われてから1ヶ月もなかったのだから、全てが万全だった……という訳ではないが、それでも原作のように何も知らない状況で一気に奇襲を受けるなどという真似をしなくても済んだのは上出来だろう。
ただ、原作だとルクセンブルク基地を占領した後はすぐにサンクキングダムに向かったんだが……どうやらこの歴史では違ったらしい。
これも連合軍が対策をしているという事をOZが知ったり……そしてやっぱりゼクスにトールギスがない影響か?
まぁ、OZの本部として使おうと考えられていたのがこのルクセンブルク基地だ。
そこが攻められようとしているのに、呑気にサンクキングダムにある連合軍の基地を攻める訳にはいかないか。
サンクキ
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