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トシサダ戦国浪漫奇譚
第一章 天下統一編
第十話 軍議
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性が高いなら尚更だ。
 だが、秀吉は織田信雄に「韮山城を必ず落とせ」と命令した。秀吉が明言した以上、城攻めは史実より激しくなる可能性が高い。間違いなくそうなる。なぜなら俺が北条氏規について一任された以上、北条氏規が死んだら俺のせいということになるからだ。
 頭が痛くなってきた。

「かしこまりました。内大臣様、若輩の身ではありますがよろしくお願いいたします」

 胃がキリキリと痛んできた。最悪過ぎる状況だ。

「相模守、よろしく頼む」

 織田信雄は落ち着き払った態度で俺に声をかけた。彼は俺の心境など余所に北条氏規のことなどどうでもいいと考えている様子だった。徳川家康は俺のことを真剣な目で凝視していた。これは不味い。北条氏規を死なせたら俺は徳川家康に恨まれるに違いない。
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