UNLIMITED04――初戦――
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斉に震えた!
「す……すごい!あの仮想ノヴァの一撃を受け止め……かつ弾き返すなんて!!」
一人のパンドラがそんな感想をつぶやく中、凱は後回しするかのように安否を気遣う。
「みんな!大丈夫だったか!?」
力強い声と表情を見て安心したのか、パンドラ達は腰が抜け落ちそうになり、地面へ尻餅をついた。
「本当に……本当にみんな頑張ったな……あとは俺に任せてくれ!」
あれが……本当に獅子王先生?黄金の鎧を着ちゃって……?
いきなりノヴァの攻撃をひっくりかえして……かと思ったら、先生の顔を見て安心しちゃって……
今のご時世、男性などノヴァの存在に手さえかけられない。倒せるはずのないのに、なぜか凱を見ていると、張り詰めていた心の気を緩めてしまう――
「あの……獅子王先生……ありがとうございます!」
凱は何も言わず、コクリとうなずいた。優しい笑みをフッと浮かべ、緑の髪の少女へ返して――
「さあて……では始めるとするか!」
勇者対異次元体。その初戦が始まろうとしていた。
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