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リリなのinボクらの太陽サーガ
アルカンシェル
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「な、ナノハンダムゥゥゥウウウウウ!!!!!!!??????」

ナノハンダムは次元空間をグングン突き進み、飛来中の次元跳躍弾頭に突撃、巨大な爆発に飲み込まれた。まさかの特攻になのはは目を見開いてナノハンダムの名を叫んだが、ゴリアテのクルー達は“彼女”の命を呈してでもフェンサリルを守ってくれた覚悟に涙を流しながら敬礼を維持していた。

その後、爆発の光が消えて、次元跳躍弾頭が消滅した場所には……“彼女”の姿は一欠片も残っていなかった……。

「ありがとう、ナノハンダム。我々は勇気ある者に敬意を表する。あなたの誇り高き覚悟、しかと見届けたぞ……!!」

『ウォォオオオ!! ナノハンダム!! ナノハンダム!! ナノハンダムゥー!!!』

艦長のしんみりした語りを聞き、ゴリアテ内で号泣しながらナノハンダムコールが響き渡る。そのカオスな光景に、なのははなんかもう言葉にできない虚しさを抱き、早く新しい名前を決めたいと結構本気で思った。


ちなみに……、

「ナノハンダムって……次元世界の人達から見ればカッコイイの?」

「違うに決まってんだろ……」

ジャンゴに純粋な表情で質問されたアギトは、世紀末世界に変な誤解が広がらないことを切に願った。

「そっか、僕はカッコイイと思ったんだけどなぁ……」

「え」





とりあえずナノハンダムの特攻のおかげで、ニブルヘイムの次元断層の向きがフェンサリルから外れるまでの時間稼ぎに成功、次の弾頭を撃たれる事態は免れた。これによって緊張が抜けたことで空腹が強く主張してきたため、ジャンゴが「弁当、食べよっか」と提案し、頷いた彼女達と共にブリッジを出てあてがわれた客室へ移動する。

殺風景な部屋でテーブルを全員で囲み、一斉にマイティマーティ弁当を開ける。直後、鶏の山賊焼きにトマト、レタス、チーズ、レッドハーブのピクルスを乗せ、ライスバンズで挟んだライスバーガーの良い匂いが部屋中を包み込み、食欲の導火線に火をつけた。

『いただきます!』

手を合わせて挨拶し、弁当を食べ始める。ある者は素手でバーガーにそのままかぶりつき、ある者はバーガー用の袋を使って手を汚さないようにしていただくが、誰もが一口目を食べた瞬間、カッと目を見開いて「美味いっ!!」と叫んでいた。

「これは……! こ……、こんなことが料理で……できるなんて!! ガッツリ味を濃くした鶏肉を少し溶けたチーズのとろりとした食感がまるで母の手のように包み込んでいるから、一気にガツンと来るんじゃなくて、スルメみたく噛むごとにじわりじわりと味が溢れ出てくる! しかも噛んでいくうちにレタスのシャキシャキ感が口の中に残った濃い味を優しく緩和し、ピクルスが隙間を埋めるように歯ごたえを堪能させてくれる! そ
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