ガンダムW
1583話
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を攻撃しようと砲口やら何やらを向けようとしていた。
そこへ、手当たり次第にドーバーガンを撃ち込んでいく。
当然のようにドーバーガンの威力はかなり下げている代物だ。
どうせ基地内部から遠隔操作されてるんだろうから、撃墜数も増えないしな。
基地にある迎撃施設が次々に破壊されていく。
そしてそれらが破壊されれば、当然ながらこちらへの攻撃も減る訳で……数分も経たないうちに、この一画は安全な場所へと早変わりした。
まぁ、そのうち迎撃部隊の類がやって来るんだろうから、その安全も短期間だが。
「綾子、問題ないな?」
『ああ、機体の損傷もないし、推進剤やエネルギーの類も殆ど問題はない。まだまだいけるよ』
綾子の様子にも疲れは見えない。
……さて。俺達の方はともかくとして、五飛の方はどうなってるんだろうな。
当然ルクセンブルク基地でもシェンロンガンダムの存在については捉えているだろうし、ガンダムによる被害を受け続けてきたOZからすれば、正直なところ俺達よりもガンダムの方が脅威に映っていても仕方がない。
まぁ、そのガンダムを撃退したり、ニューエドワーズ基地ではガンダム3機を相手にして互角以上に戦ったというのを考えると、トールギスの方が重要目標とされてもおかしくはないが。
ただ、あの時のトールギスの優位は、相性によるものが多分に強いんだよな。
空を飛べる機体はウイングガンダムのみであり、ヘビーアームズもシェンロンガンダムも地上用MSだ。
ヘビーアームズは射撃戦が得意な機体なので、空を飛ぶトールギスを相手にしてもそれなりに有効な武器は持っていたが、弾薬やエネルギーの消耗が激しいから長期戦には向かない。
シェンロンガンダムが得意なのは近距離から中距離戦で、遠距離戦は向いていない。
ウイングガンダムもバスターライフルはエネルギー消費が激しいし、何より挙動が大きいのでトールギスなら容易に回避出来る。そうなるとバルカンやマシンキャノン、ビームサーベルといった一般的な攻撃方法しか残らなかった訳だ。
……いや、今はそんな事を考えている場合ではなかったな。
ともあれ、ルクセンブルク基地の内部に侵入する事には成功したんだから、本拠地を制圧するか、それとも……いや、連合軍に対して雨霰と攻撃している施設を破壊する方がいいな。
これからもOZとの戦いが続くのであれば、連合軍の戦力は出来るだけ消耗させたくはない。……まぁ、デルマイユみたいに屋敷から金目のものをごっそりと盗まれ、更に屋敷その物を破壊されるような事になっても……つまり、戦いを高みの見物をするのではなく、実際に当事者になって殺されるかもしれない恐怖を感じながら、それでもオペレーション・デイブレイクを続けるのなら、だが。
この辺り、トレーズは自分が撃つ以上撃た
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