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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜休日の裏、脈動〜
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そして機動六課に来てからの日々。



そして、そこまで来て、当然あの男の話になる。




「キャロは・・・・舜さんことどう思う?」

「うーーーん・・・・・模擬戦の時の事で、少し怖いなって、思ったかな」

「そうだよね・・・・あのときの舜さん、怖かったよね・・・・」

「でも今は大丈夫だよ。あの人は、私たちの味方。それは、ちゃんとわかってる」

「うん・・・・・でも・・・・・・」



しかし、彼は関わりを断った。
もう、話せないかもしれない。



「私、こんな性格だから、あんまり舜さんと話しもできてないんだよね・・・・」

「僕はまだまだ聞きたいことあったのに・・・・・」

「ふふ、エリオ君、そんなに好きなの?」



キャロのからかうような言葉に、エリオが拳を握って語った。


「何言ってるの!すごいよ!あの人は!!そりゃ、最初は変なお兄さんだな、って思ってたけど・・・・・」

「思ってたんだ・・・・・」

「最初はただ「あの噂の翼人さん!?うわぁ、本当にいたんだ!!」って感じだったんだ」

「うん」

「でも、一緒の部屋にいるうちに、あの人、そんなにすごくはない人なんだってわかってきて」


エリオのその言葉に、キャロが首をかしげる。


「あれ?さっきは凄いって言ってなかった?」

「う〜〜ん、なんていうんだろ・・・凄くないけど、そこがすごいって言うか・・・・」

「エリオ君・・・・わからないよ・・・・」

「あ、ごめんごめん。そうだなぁ・・・・まずね、朝に弱いんだ」

「それは知ってるよ。フェイトさんと走りまわってたもんね」

「でも部屋での寝起き姿とか見たことないよね?」

「うん」

「凄いんだよ、本当に。前に起こそうとしたら、そのまま抱きつかれて抱き枕にされちゃったんだけど・・・・」

「エリオ君、それってあの時の遅刻?」

「うん」



エリオは一度、訓練に遅刻してきた事がある。
その理由がこれだったのだが。


「どうやって脱出してきたの?」

「えと・・・その・・・・(ボソッ)殴った」

「え?」

「脱出しようとしてもがいてたら舜さんの顔に当たっちゃって」

「だ、だからあの後の朝御飯の時、舜さん顔にあざあったんだ・・・」


キャロが大きな汗を流してあはは・・・と笑う。


「それでその時舜さん、即座に土下座の体勢になって介抱してくれたんだけどね」

「うわぁ・・・・」



キャロは「ダメだそれ」的な顔をしてその話を聞く。
更にエリオが言うには、その時寝起きで髪はボサボサ、よだれの跡が残り、目は半分眠っていたそうだ。




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