暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜休日の裏、脈動〜
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げる。
その青龍を白虎が抑え、獅子や玄武たちも出てきて下がらせる始末だ。

皆に退げられた青龍に、蒔風が無感情な眼をしてから、だったらこうすりゃいいんだろ、と新たに命を下した。


「だったらお前ら、今から任務を解く。ずっと剣でいて、出て来るな。あいつらと関わるな」

「・・・・・ッ!!ァ主!!」

「どうした、青龍」

「・・・・あなたは・・・・もう違う・・・・」


青龍が首をうなだれて降り、その場に座り込む。

そして蒔風の意思で半強制的に皆が剣に戻され、鞘に収まって消えた。
その中で青龍が、一言だけ呟いた。


「私は・・・・もう・・・・着いて行けません・・・・」







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蒔風が昼食を食べに食堂へと向かう。
そしてその帰りに、三階の廊下の窓からティアナとスバルがバイクで街に向かい、エリオとキャロが二人で出かけるのを見かけた。





楽しそうで、なによりだ。


そういった感情が蒔風の中で疼く。
しかし、それにすぐさま「蓋」をした。

その感情は、すぐにでも蒔風をあちら側に誘うだろう。
すぐにでも、あっちに走って行ってしまうだろう。

それではだめなのだ。
それではいけない。


蒔風はもっと別な事を考えながら、自室に戻って行った。



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「エリオ君、次はどこ行くの?」

「えっと・・・・あ、あのお店だ。いこ、キャロ」

「うん!!!」



街に出ているキャロとエリオ。
二人はフェイトとシャーリー作成の「街のお出かけ計画書」を持って、その通りに店を見ていた。

二人とも管理局魔導師とはいえ、まだ子供だ。
街に出れば興味を引かれる物ばかり。

あっちこっちの店を見て、それでもお金は無駄遣いせず、楽しく街を回っていた。



「エリオ君、今度あっちのお店行ってみようよ!!」

「そうだね!!行こう!!」



その姿は本当に年相応の少年少女と変わりないものだ。
そして疲れてしまったのか、計画書に書いてあるのか、公園のベンチで一休みをする二人。


そこでいろいろな事を話す。


二人ともフェイトを保護者としている。
ここに来るまで、いろいろな経緯があった。


いきなりでもなんなので、軽くお互いの事を話し、そこからゆっくりと知って行こうと、交互に身の上話をしていく。
フェイトと出会う前、フェイトと出会ってから、
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