第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜揺らぐ〜
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しまったんだ」
「だったらなおさら!!!」
「あの人をきちんともとに直さないとじゃ」
「今はだめ。舜が落ち着くまで待たないと、きっと話はできない」
フェイトがそう言って締めくくる。
そして、蒔風が消えていった廊下への扉に、全員が目を向けた。
それから数十分後
ガジェットを何の苦もなく粉砕してきたなのはとヴィータが帰還する。
そして、シャーリーがフォワードたちに自分の過去を話してしまった事を聞く。
それに関しては、まあしょうがない、となのはも特にとがめなかった。
しかし、フェイトの言葉に、なのはが悔しそうな顔をする。
彼に知られた。あの過去を。
とりあえずはその後、なのははティアナとしっかりと話し合い、無事に仲直りすることができた。
だが、この問題は、まだ終わってはいなかったのだ。
------------------------------------------------------------
エリオと蒔風の部屋
明りはついておらず、カーテンも閉じられて外の光も入ってこない、真っ暗な部屋。
そのベットの中で、蒔風が頭を押さえて蹲っていた。
「だめだ・・・・・・・・だめだ・・・・・・・もう・・・俺は・・・・・・・・」
蒔風は世界に情報を求めていた。
内容は、なのはの落ちたあの事件。
犯人なんかはどうでもいい。
なぜ落ちたか、それを求めた。
すると世界は必要と思ったのか、その原因を蒔風に流し始める。
その内容を理解し、蒔風が後悔し、そして思った。
確かに俺の負担じゃないみたいだ・・・・・・
でも・・・・・俺はロクなモノを残さないみたいだ。
なのはは落ちた。
こんなくだらない俺への憧れなんかで無茶をして。
さらに自分は昼間に何をした?
自分の怒りにまかせて、勢いでなのはのリミット解除して、それでまたあいつの身体に反動や負荷が溜まったらどうするんだ?
それであいつがまた地獄を見るようなことになったらどうする?
そんなこと、「願い」の翼人として許されるわけにはいかない。
もう駄目だ。
関われない。
俺は最初から、「奴」だけ倒してればよかったんだ。
そうだ、俺はイレギュラー
本来ここにはいない者。
だったら・・・・・・俺は
この物語にはいらなかったんだな。
だったらそうあろう。
俺はもう介入
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ