暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜揺らぐ〜
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しまったんだ」

「だったらなおさら!!!」

「あの人をきちんともとに直さないとじゃ」

「今はだめ。舜が落ち着くまで待たないと、きっと話はできない」



フェイトがそう言って締めくくる。
そして、蒔風が消えていった廊下への扉に、全員が目を向けた。






それから数十分後






ガジェットを何の苦もなく粉砕してきたなのはとヴィータが帰還する。


そして、シャーリーがフォワードたちに自分の過去を話してしまった事を聞く。
それに関しては、まあしょうがない、となのはも特にとがめなかった。


しかし、フェイトの言葉に、なのはが悔しそうな顔をする。




彼に知られた。あの過去を。




とりあえずはその後、なのははティアナとしっかりと話し合い、無事に仲直りすることができた。





だが、この問題は、まだ終わってはいなかったのだ。








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エリオと蒔風の部屋


明りはついておらず、カーテンも閉じられて外の光も入ってこない、真っ暗な部屋。
そのベットの中で、蒔風が頭を押さえて蹲っていた。




「だめだ・・・・・・・・だめだ・・・・・・・もう・・・俺は・・・・・・・・」




蒔風は世界に情報を求めていた。
内容は、なのはの落ちたあの事件。

犯人なんかはどうでもいい。
なぜ落ちたか、それを求めた。


すると世界は必要と思ったのか、その原因を蒔風に流し始める。


その内容を理解し、蒔風が後悔し、そして思った。




確かに俺の負担じゃないみたいだ・・・・・・
でも・・・・・俺はロクなモノを残さないみたいだ。


なのはは落ちた。
こんなくだらない俺への憧れなんかで無茶をして。



さらに自分は昼間に何をした?

自分の怒りにまかせて、勢いでなのはのリミット解除して、それでまたあいつの身体に反動や負荷が溜まったらどうするんだ?
それであいつがまた地獄を見るようなことになったらどうする?


そんなこと、「願い」の翼人として許されるわけにはいかない。





もう駄目だ。
関われない。




俺は最初から、「奴」だけ倒してればよかったんだ。



そうだ、俺はイレギュラー
本来ここにはいない者。



だったら・・・・・・俺は





この物語にはいらなかったんだな。





だったらそうあろう。
俺はもう介入
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