第7章 大魔闘演武編
未来のローグ
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「ローグ?」
「あの剣咬の虎の!?」
「未来から来たっていうの?」
「あたし達以外にも・・・」
「いたとは・・・」
「なんで・・・?」
未来から来たというローグと名乗る男の言葉に、
ナツ達は全員驚くのだった。
一方、コージとジェラール達は・・・
「もう1人の未来人・・・」
「狙いがわからん。城へ急ごう。」
メルディさんとジェラールはそう言う。
「何か嫌な予感しかしない・・・俺、先に行ってもいいですか?」
「・・・頼む。」
「このまま真っ直ぐに行けば、地下へ行く入り口があるわ。」
「わかりました。では!!」
俺は急いで走り出す。
一方、ナツ達の方では・・・
「王国兵を一掃して・・・助けてくれたのかい?」
ロキはそう言う。
「お前なんか雰囲気かわったな。」
ナツがそう言う。
未来のローグの雰囲気は現在のローグとまるで違っていた。
頭の左側が長い白髪になりポニーテールで纏めており、鼻には傷跡があった。
「(この雰囲気・・・何か怪しい気がする・・・。)」
未来のコージは心の中でそう思うのだった。
「何しに来たの?未来から。」
シャルルが未来のローグに尋ねる。
「扉を、開く為。」
未来ローグはそう答えた。
「エクリプスの事!?」
ルーシィがそう言う。
「エクリプスには2つの使い道がある。1つは時間移動。
もう1つは攻撃用兵器Eキャノン。
1万のドラゴンを倒せる唯一の手段。」
未来ローグはそう説明をする。
「(1万のドラゴンを倒せる!!?)」
未来ルーシィは心の中で驚くのだった。
「じゃあ話は早ェなあ。味方って事じゃねーか。」
「やったー!!ドラゴンを倒せるんだね!!!」
「未来は救えるんですね!!」
「いいや・・・話はそんなに単純ではない。」
喜ぶナツ達に未来ローグはそう言う。
「俺は今から7年後の未来から来た。
7年後・・・世界はドラゴンによって支配されている。
生き残っている人類は一割にも満たない。
もちろん、エクリプスも現在程の力を持っていない。」
未来ローグの言葉にナツ達は唖然となる。
「今ここでドラゴンを止めなくば、この世界は終わる。」
「だから扉を開けてぶっ放す
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