07威萌宇斗 四葉2
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前回のあらすじ
またもウェルカムハウスに登場した怪盗クロ−バー、要求はもちろん「四葉ちゃんを返して欲しければ、もっと四葉ちゃんを可愛がるデス」
しかし、春歌に追われて華麗に逃げようとした時、航に捕まってベランダから落ちてしまったクローバー。 その後はマスクが取れようが「ワタシはクローバーデス」としか言わなかった。
千影の見立てでは四葉は二重人格で、ストレスが溜まった時に現れるのがクローバーだと言われた航。 そこで「運命の赤い手錠」をかけられた航は、四葉のストレス解消のためトイレへ、そしてバスルームへと…
「さあ、ワタ〜ル君、服を脱ぎなサイ」
「だめだよっ」
「ワタシはもう、ワタ〜ル君にジックリ見られてしまったのでOKデ〜ス」
「そ、そんなに見てないよ」
航の前でも平気でスカートを落とし、わざと見せるように下から脱いで行くクローバー。 しかし上着、シャツなどは右手の手錠が邪魔をして脱げなかった。
「さあ… 兄君、観念して一緒に入ってやるといい…」
「どうして千影ちゃんも脱いでるのっ、咲耶ちゃんまでっ!」
「お風呂には裸で入るものよ、お兄様」
「そうだよ兄ぃ、脱いで脱いで」
「あっ、ああっ!」
便乗した衛達に服を脱がされ、さらにクローバーや妹達の裸を見て、次第に元気になって来るワタ〜ル君の息子。
「あの、お兄ちゃん、可憐も一緒に入っていい?(ポッ)」
「わたくし、水着を着て参りますわっ、ぽっ」
「わたくしもっ」
約3名が水着を取りに部屋に戻った。
「あたしも入る」
「あんたは入らなくていいのよっ、リ〜ンリ〜ン〜〜!」
「ひっ!」
今は凛鈴が「ごめんなさいミンチン先生っ!」な生活で、「いぢわるな継母」のような、白雪から出される食事も、どんどん粗末になっていた。
「でも、手錠が外れないから、服が残ってるよ。 これじゃあ入れない」
クローバーを見ないようにすると千影、千影を見ないようにすると咲耶や衛の裸が目に入り、最後には上を向いて、鼻血が出ないようにしているワタ〜ル君。
「ノー、プロブレム、ワタシのマジックをお見せシマショウ」
二人を繋ぐ赤い鎖と服の上にバスタオルが掛けられた。
「イイデスカ? ワン、トゥー、トゥリー!」
カチャッ… バサ、バサッ… カチャッ
クローバーのマジック?で、鎖の上に残った服は、見事に脱げて床に落ちた。
「今、カチャって言ったよね? 手錠外れたよね?」
「ノ〜ウ、ノ〜ウ、手錠は外れていまセ〜ン。 正真正銘マジックなのデ〜ス!」
赤いプラスチックの手錠を、疑い深げに見ている航と姉妹達。
「確かにトリックじゃない… 上手く手首を抜いただけだよ……」
「じゃあ外せるんじゃない、取りなさいよっ!」
手の甲に残った赤い跡を千影に見抜かれ、クローバーの
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