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威萌宇斗十二制覇
07威萌宇斗 四葉2
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すでにクローバーは、四葉に戻っていたのに気付いた。
「四葉ちゃんに戻ってたんだね、でもいつから?」
「そんなのどうでもイイデスッ! 答えてクダサイッ!」
 ブンブンと首を振って涙の雫を飛ばし、航に掴み掛かる四葉。
「あ、あの時は、最後までメカ凛鈴ちゃんだと思ってたんだ。 だから凛鈴ちゃんが痛がってるのも気付かないでしちゃったけど、四葉ちゃんがクローバーになってても、それはできないよ」
「嫌デスッ! 兄チャマはこのまま凛鈴ちゃんと結婚するつもりデスかっ? 四葉とはお別れなんデスかっ?」
「お別れじゃないよ、だって僕達兄妹じゃないか」

「兄君… 四葉ちゃんは知ってるよ… この前、どうしても口を割らなかった凛鈴に、「自分に素直になれる秘薬」を飲ませてあげたんだ… そこでみんなも聞いたよ… 私達全員が本当の妹じゃないって話をね……」
「えっ?」
 メカ凛鈴のセンサーも、千影の秘薬には無力で、これまでどんな事をされても喋らなかった話も、爺やと二人で楽しく解説してしまっていた。
「爺やにはもっと面白い話を聞いたよ… 私達は海神家の血を薄めないために、兄君の子供を産むためここに集められた事を… 今の当主、お爺様が画策して、私達が兄君以外の男を好きにならないように育てられた事もね……」
「えっ? ええっ?」
 いつもより饒舌な千影に睨まれ、怯えているワタ〜ル君。
「さあ、私達の人生を狂わせた責任は取って貰うよ……」
「ど、どうやって…?」
((((((ニヤリ))))))
 シャキッ!
 そこに残っていた妹達全員が、ポケットから赤い手錠を取り出した。
「ああっ!」
「さっきみんなで食べた昼食にも… 白雪に「素直になれる秘薬」を入れてもらったよ… ついでに兄君には「強壮剤」もね……」
「そ、それでみんなさっきから変に… あっ、うわあああ〜〜〜〜っ!!」
「一番は四葉からデ〜ス」
「お兄ちゃん、また可憐を天国に連れてって」
「不束者ですが、宜しくお願い致しますわ、ぽっ」
「兄上様、先程のように、ミカエルみたいに、わたくしの体中舐めて下さい」
「兄ぃっ!」
 まずはベッドの柱に両手足を縛られ、妹達に顔と言わず、ア*コと言わず、次々に上から座られるワタ〜ル君…………(合掌)

 翌朝…
 ムニュ
 胸の上にいた、柔らかい物が動いて、慌てて目を覚ます航。
「えっ? まさか、四葉ちゃん?」
「ん…… おはよう兄君… 私の寝起きの顔まで見てしまったね… もう許さないよ……」
「えっ? えっ?」
 驚く航の上には、自分の胸を押し付けるように乗った裸の千影が陣取り、首筋や胸に付いたキスマーク、歯型、傷を見せて、昨夜、航が何をしでかしたかを、じっくりと思い出させていた。
「兄君が「自分に素直になる」と、ああなるんだね… 驚
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